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【ネタバレあり】Hey! Say! JUMP「群青ランナウェイ」Video Clip & Solo Clip 内容まとめ&考察【※個人の見解です】

どうも。

 

8月25日に発売されたHey! Say! JUMPのニューシングル「群青ランナウェイ」

表題曲は伊野尾くん主演ドラマ「准教授・高槻彰良の推察 season1」の主題歌となっている。ただの謎解きドラマの主題歌と思うなかれ、この楽曲のMVは架空の地「群青村」の「狐の呪い(青の呪い)」をめぐる謎解きストーリーになっており、その謎を解くには初回限定盤1に付くMVだけでなく、初回限定盤2に付くソロのMVや通常盤のCDのジャケット写真、更には架空のルポライターを名乗る人物が運営するTwitter・サイトや関連する架空のスポットのサイトまでもが重要になってくる。ちなみにプロモーションも含む今回の盛大な謎解きMVプロジェクトは伊野尾くんが中心となってスタッフさんと作り上げたものである。

「そんな膨大な情報、今からチェックするの大変だよ…」「そういえばどんな情報が出ていたっけ…」

とお困りのそこのあなた。安心してください、私がまとめておきました(渾身のイケボ)。インターネットのプロモーションに特化したものであるが、開示された情報を時系列でまとめている。3記事合計25000字を超えてしまったが、この情報を軽く頭に入れておくだけでMVを見た時の納得感が大きく変わると思うので、ぜひ目を通して頂きたい。なお、まとめ③には途中で犯人のネタバレがあるので、閲覧は自己責任で宜しくお願いします。

まとめ①↓

aishige-mari.hatenablog.jp

まとめ②↓

aishige-mari.hatenablog.jp

まとめ③↓

aishige-mari.hatenablog.jp

 

恐らく、MVを見た上でソロクリップを見ることが想定されているので、以下のまとめもその順で観たていで話を進める。また、上記3記事に書かれている情報を前提とする。また、3記事同様、実際のメンバーとMVの設定上のメンバーを区別するため、前者をくん付け、後者をフルネーム呼び捨てにする。

以下、全力で収録内容をネタバレするので、こちらも閲覧は自己責任で宜しくお願いします。

 

先ずは、(まとめ記事で見て下さった方もいらっしゃるとは思うが、今一度)ティザー映像とMVを見てほしい。J Storm公式YouTubeに公開されている範囲で十分だ。

ティザー映像【若干ホラー注意】↓


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MV(ショートバージョン)↓


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初回限定盤1に収録されていたMVは、導入にティザー映像を若干編集したような映像が挿入されており、YouTubeで公開された範囲のMV、未公開部分の曲終盤のMVと続く。終盤で伊野尾慧が何者かの狐のお面を取り外す(取り外された人の顔は見えない)シーンがあり、この時点で伊野尾慧は「犯人を見抜いた探偵的メンバー」であったことが判明するため、犯人から除外される。また、発売前のルポライターのツイートにより、発売前の時点で有岡大貴も犯人からは除外されている

 

MVだけでは犯人は分からなかった。続いてソロクリップを見ていこう。サイトやパッケージにはメンバーの名前は公式サイトのプロフィールの順番で列挙されているが、実際の収録順はJ StormYouTubeに公開されたソロクリップのダイジェスト映像の紹介順であった。一応念のためダイジェスト映像も貼っておく。


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まずは有岡大貴から。

有岡大貴は停車したセドリックに乗っていた。そこにコーヒーを2つ持った伊野尾慧が乗ってくる。有岡大貴の分も…と買ってきたようだが、有岡大貴は既に自分の分のコーヒーを持っていた。すると突然、異世界に転移した。転送されたのはガラスの破片、誰かが書いたメモ、空っぽの水槽、ベッド、ランプ等がある古そうな部屋。ドアには鍵がかかっていて出られない。懸命に室内を探索するも鍵の在処が分からず、床になけなしの「HELP」と書く。ふと、壁に掛けられた青い狐の絵に気が付いた。その周辺を探索すると、「266」のストラップが付いた鍵を発見した。その鍵でドアを開錠し、部屋を脱出すると、有岡大貴はセドリックの車内に戻っていた。「何が起きたのだろう…」と不安そうな面持ちでセドリックを発進させた。

有岡大貴が転移した世界は後々出てくる他のメンバーが転送される並行世界とは別の世界線であることがルポライターによって言及されている。またこの作中の有岡大貴は天才ハッカー理系男子と言う設定なので(?)、群青村に関するサイトをハッキングし、インターネット上でヘルプを求めた上で答えをルポライターのフォロワーから聞き出し、鍵の在処を導き出している。(鍵、ちょっと探せば見つかりそうな場所じゃんと言うツッコミは無しで)

続いて八乙女光

八乙女光は駐車場にセドリックが停まっているのを発見、中に乗っていた中島裕翔に声をかけた。すると八乙女光は並行世界のトンネルの中に転送された。とりあえず出口を目指して進むと、狐の骨と公衆電話がある出口に到達した。反対側はどうなっているのかと戻って見に行くと先ほどと同じ狐の骨と公衆電話がある出口に到達した。訳が分からなくなった八乙女光は何度も往復するも結果は同じ。パニックになりかけ思わず狐の骨を蹴飛ばしたところに青い狐に追いかけられ、捕まってしまった。その瞬間、元の世界のトンネルに戻り、八乙女光は不気味さを感じつつもトンネルの外へ歩き出した。

どうやら並行世界では青い狐に触られると元の世界に戻れるようだ。八乙女光は他のメンバーとの接触が少なかったため、得られたヒントはこれくらいである。

 

次は髙木雄也。

髙木雄也は伊野尾慧と市場のような場所で鬼ごっこをしていたが、その途中で何者かと手を繋ぎ、その瞬間並行世界の市場のような場所に転移した。出口を探して走り回るも、見えてくるのは同じスナックの看板。看板を見かけるたびに頭を抱える髙木雄也。するとそこに青い狐が現れ、全力疾走で逃げるも行き止まりで捕まってしまった。その瞬間、元の世界の市場のような場所に戻り、シャッターを開けて脱出した。

八乙女光がいたトンネルと同様、並行世界では無限に同じ場所をループし脱出が出来ないようだ。この現象はルポライターも言及していた。また、青い狐に触れられると元の世界に戻れるのは確かなようだ。にしても、MVで映っていた伊野尾慧と髙木雄也の追いかけっこはまさか鬼ごっこだったとは…30代男性×2、市場で何してるんだ。

 

今度は中島裕翔。

中島裕翔が駐車場に停車したセドリックの中にいると、知念侑李がやってきた。仲睦まじそうに会話をしていた矢先、知念侑李に触れられた中島裕翔は並行世界の駐車場に停車するセドリック内に転移した。とりあえず脱出を試みてセドリックを走らせるも、何度も266番の柱の前を通り、脱出できそうな気配がなかった。そんな中で青い狐がやってきて追いかけられた。なんとか狐の姿が見えなくなったと思いきや、いつの間にか助手席に青い狐の姿が。そのまま触られた中島裕翔は元の世界の車内に戻っていた。そのままセドリックを走らせた中島裕翔。元の世界の駐車場には266番の柱などどこにもなかった。

なんと、4人目のソロMVの時点で犯人判明。まあ、先に通常盤のジャケット写真やCDTVの衣装、ルポライターのツイートを一通り見た方なら分かっていたかもしれないが…。知念侑李に触れられた瞬間に並行世界にワープしたということは、ほぼ犯人は知念侑李で確定だろう。「知念侑李に触られて並行世界へ」「狐に触られて現実世界へ」と言うルートとなっているようだ。

 

犯人が分かったところで薮宏太。

薮宏太はセドリックの中で居眠りをしていた中島裕翔を発見し、静かに車内に入って驚かせた。その仕返しと言わんばかりに、中島裕翔は、階段の踊り場でぼーっと突っ立っていた薮宏太を驚かせた。その後、薮宏太は知念侑李に階段に呼び出され、そのまま触られたことで並行世界の階段に転移した。上っても下りても階段は永遠に続いていた。途方に暮れる中、階段の途中で狐に遭遇する。何度も上り下りを繰り返し体力の限界だった薮宏太はあっさり狐に捕まり、元の世界に戻った。安堵と気味悪さを感じながらも薮宏太は階段を後にした。

中島裕翔と同様、知念侑李に触れられることで並行世界へ転送され、狐に触れられることで元の世界に戻れることは確実だろう。(鍵をかけずに居眠りすると危ないよ、階段で驚かすと危ないよと言うツッコミは無しで。ここは平和な世界)

 

続いては山田涼介。

ホテルクロユリの266号室で、山田涼介は知念侑李に砂糖入りのコーヒーを渡す。暫くして知念侑李は266号室を出てエレベーターに向かうが、その中で青い狐に捕まってしまった。そのまま266号室に戻ってきた知念侑李に触られた山田涼介は並行世界の266号室に転送された。とりあえず廊下に出てみると終着点が見えない。一部屋一部屋確認するも部屋構造は同じ。手がかりが掴めず、同じ空間にいる誰かに助けを求めるため、メモを残した。探索を続けるも、続いているのは同じ部屋の繰り返し。むしゃくしゃしてグラスを壁にぶつけて粉砕した。そのまま別の部屋に入ると先ほど別の部屋で割ったはずのグラスの破片が散乱していた。また、更に別の部屋で残したはずのメモもあった。つまり、この並行世界のホテルは部屋が無限に続いているだけでなく、すべての部屋が同一の部屋だったのだ。脱出の糸口が見えない絶望と恐怖に呑まれた山田涼介の絶叫を聞いた者はいたのだろうか…。

山田涼介はなんとまさかの脱出できないエンド。知念侑李によって並行世界に転送された他のメンバーは全員元の世界に戻れたが、山田涼介は並行世界に取り残されたままなのだろうか。

また、山田涼介のソロMVからの情報で、有岡大貴の転送された異世界について考察が出来る。有岡大貴の異世界の部屋には、ガラスの破片、誰かが書いたメモ、空っぽの水槽、ベッド、ランプ、そして「266」のストラップが付いた鍵があった。これは並行世界のホテルクロユリの266号室の設備と酷似している。ただ、水槽の水が山田涼介の並行世界は入っていて魚が泳いでいたのに対し、有岡大貴の異世界では無くなっている(干上がっている?)点、メモの内容が山田涼介の残したものと同一である点、有岡大貴がいた部屋は埃っぽかった(ように私には見えた)点から、有岡大貴が転送された異世界は、未来の並行世界のホテルクロユリの266号室と考えられないだろうか?つまり、有岡大貴が転送されたのは、他のメンバーが転移した並行世界から時系列だけがずれている、と言うことである(※個人の考察です)。何故有岡大貴が未来に転送されたかはこれまでの情報からは分からないが、知念侑李と有岡大貴は同じ日に入所した同期であると言う情報を念のため置いておく。

 

ついに犯人の知念侑李。

山田涼介とホテルクロユリの266号室にいた知念侑李。ケーキとコーヒーを出され、2人でお祝いをしていたが、一旦知念侑李は266号室を退室し、エレベーターに向かった。するとエレベーターが急速に降り出し、地下100階に到達した。エレベーターホールの扉を開けようとするも、どこも鍵がかかっていた。そこに青い狐が現れ、逃げるようにエレベーターに乗ると今度は地下200階に辿り着いたがこれと言った手がかりが得られなかった。再度エレベーターに乗ろうとすると、狐に捕まってしまい、狐と知念侑李は体が入れ替わり、狐の姿をした知念侑李はそのまま並行世界のエレベーターに取り残されてしまった。知念侑李の姿をした狐は現実世界で次々にJUMPメンバーを並行世界に送り込むが、伊野尾慧に声をかけられると焦るように逃げ出した。

雰囲気から想像するに、知念侑李の誕生日をお祝いしていたのではなかろうか。確か266号室の鍵からも誕生日をほのめかすようなメッセージが読み取れたはず。誕生日祝われていたのに狐に体取られるわメンバーに逃げられるわ、散々だな…。ところで地下200階って地下500~600 mくらい?そんなところに連れていかれたら普通に恐怖だな。

 

最後は探偵役の伊野尾慧。

髙木雄也と市場のような場所で鬼ごっこをしていた伊野尾慧は、鬼ごっこの途中で髙木雄也が何者かと手を繋いだ瞬間気を失うのを目撃した。それと同時に伊野尾慧は異世界に転送された。椅子が乱雑に積み上げられた部屋で、「HELP」の文字が浮かび上がったり、ガラスの破片が飛んできたりした。そんな中、青い狐が現れて追いかけられるが、伊野尾慧はワープホールに飛び込み、今度は並行世界の群青神社に転移した。そこにあった群青村伝承記とお札を読んだ伊野尾慧は何かを理解したかのように動き出した。伊野尾慧はホテルクロユリの階段にいた知念侑李の姿をした狐に声をかける。慌てて逃げる狐を追いかけて抱きしめると知念侑李の体に憑依した狐の魂が抜けた。その後、青い狐のお面を外し、知念侑李を救出した。現実世界に戻った伊野尾慧は母狐・子狐のお面を2つ並べて群青神社に奉納した。

伊野尾慧が転送された世界は、有岡大貴が書いた「HELP」の文字が浮かび上がり、山田涼介が投げつけたグラスの破片が飛んでくることから、「時間軸関係なく266号室で起きた出来事が集約される空間」であると考察した。つまり、並行世界でも有岡大貴がいた未来でもなく、全く別の世界線である可能性もある(断言はできない)。そこからまさかのワープホールを使って群青神社に辿り着く展開は少し笑ってしまったが(だったら最初から伊野尾慧を群青神社に転送しても良かった)、理系男子・伊野尾慧はお札の数式を解読し、知念侑李を救出し、青の呪いを解いた。おそらく今頃は伊野尾慧は群青村の英雄として崇め奉られていることだろう(テキトー発言)。

 

また、ソロMV集には続きがある。

「涼介!涼介!」知念侑李が懸命に自分の体を揺さぶりながら名前を呼んでいた。現実世界のホテルクロユリの266号室で山田涼介は目を覚ました。

ソロMVの時点で元の世界に戻れていなかった山田涼介がエピローグで生還している。隣には知念侑李がいることから、知念侑李が救出された後、山田涼介が意識を取り戻したのだろう。

 

で、全体を自分なりにまとめてみるとこんな感じ。

愛情に飢えた子狐は誕生日をメンバーに祝われている知念侑李に嫉妬して知念侑李と入れ替わり体を乗っ取った。狐の体で並行世界に飛ばされた知念侑李はどうにかしてメンバーにそのことを伝えようと、並行世界に狐によって転送されたメンバー(八乙女光、髙木雄也、中島裕翔、薮宏太)の前に現れるも分かってもらえず、そのままメンバーたちに触れることで現実世界に戻してしまった。そんな中で伊野尾慧は群青村伝承記を読みお札の暗号を解いたことで真相を理解し、知念侑李の体を乗っ取った狐を抱きしめて愛情を注ぎ、青の呪いを解いた。現実世界に戻った伊野尾慧は子狐のお面と母狐のお面を一緒に群青神社に奉納した。同時に並行世界に取り残されていた山田涼介も現実世界に戻った。

 

ここまで見た上で、まだいくつか疑問点が残る。

 

  • 何故有岡大貴と伊野尾慧は並行世界に飛ばされなかった?

これはメタい話、ミスリードを図ったのだと思う。ルポライターの初期の調査では「有岡大貴と伊野尾慧の現場は分からなかった」と言っていた。よって必然的にフォロワーは有岡大貴と伊野尾慧を怪しむ。おそらくポジション的に一番怪しまれるであろう(実際は探偵役だった)伊野尾慧の他に、独立して飛ばされた有岡大貴と言う存在を用意することでフォロワーに先入観を与え、発売直前で有岡大貴を犯人から除外することで更に伊野尾慧を怪しませる意図があったのではないか。正直Twitterのフォロワーさんの中でガチで知念侑李が犯人だと断言していたのは、ティザーの手形が知念侑李のものだと特定した古参知念担の方だけだったので(古参オタクの洞察力で殴った感が凄くて震えた)、ミスリードはほぼほぼ成功したと言えよう。

ちなみに読者の方は誰が犯人だと思ってましたか?私は「伊野尾慧以外ありえないだろう」と断言していました(アホ)。

 

  • セドリックにいた中島裕翔に声をかけたメンバーの時系列は?

知念侑李に触れられて並行世界に転移してから元の世界に戻ってすぐに車を発進したため、知念侑李は最後の可能性が高い。八乙女光と薮宏太の時系列は知念侑李よりは前だろうが、2人の前後関係は読み取れなかった。(中島裕翔が居眠りしたタイミング等が分からないので)

 

  • 有岡大貴と中島裕翔が乗っていた車がセドリックでナンバーが同じなのは?

ルポライター曰く、MVのダンスシーンが青の呪いを引き起こしたトリガーだったようなので、JUMP全員で群青村を訪れた際に同一のセドリックをレンタルしていたのではないか?と考えた。ただ、何故車種がセドリックだったかは不明。

 

  • 山田涼介は最終的に何故、どうやって元の世界に戻ってきた?

知念侑李と青い狐の入れ替わりが解けて、伊野尾慧が奉納したことで青の呪い自体が消滅したことで元の世界に戻れたのではないか?と考えた。

 

  • 知念侑李は何故266号室を一度出た?

映像からは読み取れなかったが、どこかに用事があったのではなかろうか。

 

  • 伊野尾慧は最後に"2つ"のお面を奉納していたが、母狐のお面はどこから持って来た?

「伝承記を読んだ伊野尾慧がどこかで拾得した」と解釈した。

 

作中に出てこなかった以上、たまたま落ちていただけで本編とは無関係だったかも。

 

  • ルポライターのツイートでは有岡大貴がいた部屋に「ぼくもHELP」と書かれていたが?

あくまで私の憶測だが、知念侑李が有岡大貴脱出後に部屋を訪れて「ぼくも」と書き足した、と考えるのが筋が通る気がする。ちなみに知念くんの一人称は「僕」である。

 

  • ルポライターは作中だとどのタイミングで並行世界に飛ばされた?

ルポライターソロMVを参照してほしい(無い)。

 

あくまで個人的なまとめ&考察なので、見落としている・読者の方と違うとらえ方をしている点があると思う。「ここ見落としてますよ!」「自分はこう考えました!」「そういえばこのくだりってどういうことなんですかね?」等何かご意見・ご感想・疑問点等あればコメント欄かTwitter(@mariko_johnnys)で優しく教えて下さると有難いです。また、そのコメントを踏まえて記事に追記する場合があることをご了承ください。

 

では。