終わらないで Fantasy

どんな宝石より 心奪われたんだ

Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~ 現地レポ

どうも。


2021年12月30日に東京ドームにて開催された、「Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~」(以下ジャニフェス)に行ってきた。KinKi Kidsからなにわ男子まで、現在音楽活動中の全てのジャニーズグループが出演した。総合演出は松本潤くんが務めた。

普段のジャニーズカウントダウンコンサートなら、ペンライトは各自持っているペンライトを持参するのだが、今回のジャニフェスでは、2020年11月3日に配信された「アラフェス2020」で国立競技場に設置されていたライトをリユースし、フリフラを用いた自動制御ライトを配布して使用した。フリフラを用いるとどうなるかは、2014年以降の嵐のライブを見てもらうと分かると思う。


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何せすべてのデビュー組に加えて、総合演出松本潤枠の嵐のFCも申し込めるため、相当な倍率になったと思われる。私も端から当たるなんて思っていなかったのだが、何の奇跡が起きたのか、同行者含め正真正銘の自名義単願で当選した。何も疚しいことはしていないので許してほしい(何を?)。

 

さて、中はどうなっていたかと言うと、メインステージが大きく3つの部分で構成されており、センター、上手(かみて)、下手(しもて)となっていた。上手側はお城のような雰囲気で、下手側はバックバンドが出てきたり音楽性やかっこよさに特化したステージとなっていた。センターステージは大きく上段と下段に分かれており、大階段が出たり入ったりしていた。また、センターステージ下段には大小2つのムービングステージが内蔵されていた。ホームベース側には小さめのバックステージがあった。かなり大掛かりなセットとなっていた。外周や花道は無かったが、その分ムビステやトロッコ、フロート等をフル活用していたように見えた。

 

ここからはコンサートレポとなる。当方天井席で掛け持ち多数オタクであったため、メンバーの細かい動きと言うよりは、演出を中心としたレポになると思う。自担の細かい所作を知りたい方はTwitterで自担の名前で検索した方が早いと思う。あと配信見てね。あと、私の管轄は基本的にバレー組なので、それ以外のグループの多少の知識不足は大目に見てください(土下座)。なるべく本家のMVやライブ映像が公式であがっているものは貼っておこうと思う。

 

  • overture

客電が落ちて映像が始まった。年功序列で出てくるかと思いきや、順番はバラバラだった。どの順番で出て来たかは、この映像の最初の凄いスピードでメンバーが出てくる映像の順番の通り。速いので気になる方は倍速を遅くして見ることを推奨。


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一番手はなんとSnow Man!!センターステージから横開きの扉が開いて長身9人のシルエット。そのまま暗転していたライトが一気に真っ白になったのはまさに開演に相応しい演出であったと思う。


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上手側ステージに登場。メインステージが3つの部分に分かれていることでインターバルなく次のアーティストにつなげられるのは凄い。ストリングスがかっこいいね!!


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  • 恋降る月夜に君想ふ(King&Prince)

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! センターステージにキンプリ様だーーーーーー!!!!!と思わず叫びたくなるほどの圧倒的キラキラオーラ。レベチ。


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下手側ステージ。何気に桐山くん以外はほぼ3年ぶりだったことに動揺を隠せない。後この曲を生で聴くのも初めてだった。バレー組大好きだからこの曲を聴けたのは嬉しかった。

 

上手側からフロートで登場。5人のメンバーカラーをふんだんに使ったライト、メンカラ厨には割と刺さって良かった。

 

下手側からフロート。セクシーローズの気配を察知した静寂とセクシーローズ後の「フーーーー」は10年分の積み重ねを感じた。


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下手側ステージからローラースケートを履いて登場。ローラーでセンターステージへ移動。

 

上手側ステージからゴンドラに乗って降下しながら登場。JUMPでゴンドラ使うの大正解でしょ。

 

下手側ステージ。バックバンドがあるおかげでロックサウンドに厚みが増していた。そして待ってました!と言わんばかりの炎。松潤的にもKAT-TUNは炎らしい。

 

バックステージ。一面のライトが黄色になっていて綺麗だった。関西ってなんか黄色のイメージあるよね。粉もんだからかな(?)

 

  • weeeek(NEWS)(後半はKinKi Kidsとなにわ男子以外全員)

センターステージ。正直3人になってしまったのはいまだに信じられなかったんだけど、本当に3人になってしまったんだね…。でも、ほぼすべてのデビュー組を率いてセンターに立つ増田くんかっこよすぎた。ゴチ残留おめでとうございます。『無責任ヒーロー』が来た時になんとなく「あ、次『weeeek』だな」と思ったのはなんでだろう。

ここまでメンバー全員がソロ或いはコンビでモニターに抜かれるんだけど、上手端・下手端モニター(歌詞とか表示されるやつ)にグループ名と名前がテロップに出た。メインステージ両端にある細いモニターにはローマ字や英語表記で名前が出て、メンバーカラーの色だったり、グループによってフォントが違ったりと映像の細部のこだわりが凄い。あと、例えば上手側ステージで歌っているときはメインステージの大モニターにもカメラの映像が映るんだけど、大モニター全体を使うのではなく、上手側3分の1くらいのみを使って、上手側ステージに集中しやすいようになっていた。

 

ここでNEWSのメンバーを中心に簡単な挨拶。そして大倉くんから「新しい仲間が加わりました」と紹介があった後、なにわ男子のメンバー紹介の映像。これそのままなにわ男子のデビューコンサートのovertureに使えるんじゃ?

 

  • 初心LOVE(なにわ男子)

センターステージ。まさかWESTのライブで『ダイヤモンドスマイル』を歌っていた時は、次に生で観るときにはデビューするとは思っていなかった…。落ちサビでライトがすべて暗転した後、道枝くんのセリフで一面がピンク色に染まったのが良かった。


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  • 頑張れ、友よ!(A.B.C-Z

これってエガちゃんが作詞したんだ!?(YouTubeを貼って気づいた)いい曲書くじゃんエガちゃん…。上手側ステージでアクロバットをバンバン決めて「フーーー」を浴びてた。ライトがこの曲も5色に光っていて綺麗だった。


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下手側ステージ。この曲の演出が凄かったの!!!スタンドマイクで歌っていたんだけど、終盤(多分大サビあたり)から、スモーク入りシャボン玉と紙吹雪が舞って、それがキスマイの7人のメンバーカラーの照明に照らされて本当にきれいだった。文章だと全然伝わらないと思うので切実に配信を見てほしい、キスマイに興味が無い人も。この曲は聴いたことが無かったんだけど、一気に好きになったね。


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ジャニオタ10年戦士なら絶対に湧き散らかすであろうエビキス!!!!!!!お互いがセンターステージに移動。『Black Sugar』は藤ヶ谷くんが無双してた。


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下手側ステージ。1番はライトがすべてオフにされてステージ上の照明に集中させるのが良かった。後色気が20代のそれじゃなくて「え、20代…」とイマジナリー高地くんが困惑してた。(バレー組じゃあんな色気は出ない)


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後ろから明らかに厳つい3人が出て来た時点で察した。KAT-TUNが出てくる前にSixTONESの前に光のカーテンみたいなのがかかっていたのが良かった。この2組が並ぶと戦闘力が53万になる。


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SixTONESは一旦はける。炎。この曲サブスクで聴けるの良いね。


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再びSixTONES登場。開演前にフォロワーさんと「この曲SixTONESと歌いそう」と話していたのがまんま当たってびっくりした。私は松潤だったのかもしれない(違う)。ここに田中兄がいれば…何やってんだよ兄ちゃん!!!

 

バックステージ。実は『群青ランナウェイ』で一面が群青色になるのを想像していたんだけど、この曲で一面が赤色になっているのを見て、曲は違えどJUMPの曲で制御ライトの演出が見られたのが感動した。JUMP、この景色をどうか忘れないでくれ…。ただなんで先に上着を着ちゃったんだ!!!あとで着ても良かったでしょ!!!


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上手側ステージ。1番は照明に勝利くん・健人くん・風磨くん・聡くんのメンバーカラーである赤・青・紫・緑しか使われていなくて、「無理にオレンジ(マリウスくんのカラー)を入れないのか…」と思っていたら、大サビでバックの映像が青空から夕焼け空となると同時にドーム一面がオレンジ色になって、言葉が出なかった。勿論いい意味で。


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  • 未来へ(NEWS)

大ムビステ。事前にファンから募集していた合唱の映像が大サビで流れた。いつか生で合唱が聴けると良いね…。


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まさかの現在活動中のバレー組のコラボ。え、夢??????演出したの私?????誰が組み合わせを決めたのか分からないけど、もしそれに少しでも松潤が関わっていたなら、松潤の中でこの3組の共通点が分かっていたのなら、これ程嬉しいことは無い。松潤自身もワールドカップバレーボールがきっかけのデビューだったもんね。ああ、ここにV6と嵐がいれば…。少し寂しかったのは、おそらく周りのオタクがあまりこの3組の共通点に気づいていなかったっぽいこと。まあ…セクゾも10年前だもんな…知らないオタクも多くなったか…。

『BURN』でJUMPとセクゾがトロッコでそれぞれメインステージと大ムビステに移動。『夏のハイドレンジア』でJUMPが小ムビステに乗って移動開始。健人くんが増田くんを口説いていて増田くん困惑顔(笑) 新旧ゴチレギュラーで何をやっているんだ(笑) 最後にいのありがめっちゃおいしい歌割をもらっていた。久々にいのありがコンビでこんなおいしいところもらっている気がするな。『White Love』は実は思った以上に難しい振付で、年末の忙しい中よくNEWSとセクゾは覚えてくれたな…と。特にダンスが苦手なシゲアキくんは途中でこんがらがってしまわないか心配だった。ムビステが真ん中あたりでクロスしたのが、NEWSの2012年のライブの『エンドレス・サマー』みたいだった、と言いたいのだが、伝わる人が少ない気がする。


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  • シンデレラガール(King&Prince、Snow Man

上手側ステージ。歌い出しが平野くんと向井くんで、多分この日イチのどよめきはこれ。


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  • Magic Touch(King&Prince)

Snow Manがステージ下にはけて、お城の地下にエレベーターで移動するみたいな、『シンデレラガール』からのつなぎの演出が良かった。あとこれも1番ライト暗転パターンだった気が。


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  • 君の彼氏になりたい。(King&Prince、Snow Man

再びSnow Manが登場。多分ポップアップだった記憶。曲名とサビのフレーズは聴いたことがあったんだけど、「無理無理無理やっぱ無理」しか聴いたことがなかったから、もっとトンチキ曲だと思ってた(ごめんなさい)(例:Hey! Say! BEST『スンダDance』、Hey! Say! JUMP『め』)


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キンプリがはけてSnow Manのソロパフォーマンス。アニソンに起用された曲らしい、知らなかった。佐久間くん歓喜じゃん。


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関西組が下手側からフロートで登場。そのままぐるっと1周して上手側ステージに降りて、村上くんに導かれてサザエさん方式で下手側ステージへ。1階席のライトが「関ジャニ∞」「ジャニーズWEST」「なにわ男子」の文字が電光掲示板のごとく流れていた。あの文字が流れるの、凄いよね、ドーム規模でやると結構圧倒されるし自分が文字の一部になれると嬉しい。3年ぶりに双眼鏡越しに見た藤井流星くんの顔が素晴らしかった。あと『前向きスクリーム!』ってめっちゃ元気出るね!?


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関ジャニ∞による演奏かつなにわ男子がバックダンサーと言う超スーパーウルトラミラクスペシャルデリシャスgolden豪華版。落ちサビの神山くんのソロパート後にドームが虹色に輝いたの、神山くんが虹をかけたみたいで良かった。ただ、曲前に重岡くんが「生配信でやらせてもらってますけども!!」と言ってドームをざわつかせた(笑) 後で松潤に怒られたことでしょう。


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WESTとなにわがはけて、関ジャニがそのまま生演奏で披露。スモークと花火が凄かった。

 

「1997」と言う数字と「硝子の少年」のジャケット写真がセンターステージ大モニターに表示され、「あ、ついにキンキ兄さんのお出ましや」と察知するドーム。そのあと、西暦と歴代ジャケ写がばーーーっと出てくるんだけど、この演出、完全に嵐の20周年ライブにもあった映像のつくりなのよ。凄い松潤スピリットを感じた。絶賛公開中の嵐の映画でもこの映像は観られるので、まだ映画を観ていない方はぜひ(どさくさに紛れて宣伝)

 

センターステージサイドモニター前からゴンドラで登場。もうね、演出がガチ。いや、これまでの演出が決して手を抜かれたものではなかったし、エンターテイメントとしてハイレベルで素晴らしかったんだけど、これはレベチ。レベルが違い過ぎる。松潤本気出したよ。落ちBメロでデビュー当初のライブ映像を重ねるのも松本潤がやりたがるそれ。しかも下手側ステージのバンドの人が増えてたし、上手側ステージにはミニストリングス隊が出てきてた。本当に心からキンキが大好きで、尊敬していて、25周年をお祝いしたいのが伝わってきた。松本潤の本気、恐るべし…。そしてKinKi Kidsって実在したんだ…(そこ)

 

まさかのサプライズでトラジャがいてびっくりしたわ(笑) Jr.からは唯一の出演。

 

キンキの漫談タイム。順番等あやふやなのであしからず。

光「今回はTravis Japanが一緒に踊ってくれてて。個人個人で舞台で一緒とかはあったけど、グループとしては初めてやったな。ただ、一つ言っていい??俺らよりキラキラした衣装着んといてくれる!?」

トラジャ、慌てて脱ぐもインナーシャツもキラキラ(笑)

光「脱いでもキラキラしとるやん(笑)」

更に脱ごうとするトラジャ。

剛「そこまでせんでええよ」

光「この後も出てきて踊ってくれるんよな?よろしくな!」

トラジャはける。

光「皆さん、本当にマナーが良くて。ご協力ありがとうございます。後輩が出てきて「キャー!」とか言いたいでしょうけど、ちょっと「わー!」とかはあってもちゃんと静かになって。本当にマナーが良いですよね。でもなんですか。僕らの映像が流れた時のどよめきは何ですか!?」

剛「俺らずっと裏でみんなの声聞いたり、モニター見てたんやで。でも後輩みんな偉いよな。ちゃんとカメラ目線もして」

光「な!カメラの位置覚えるとか俺らやらんもんな」

剛「こうやって(カメラアピール)な!なんか見てて「アッ…(トゥンク)」って」

光「お前がときめいたんかい」

剛「うん」

光「あのー私共のコンサートに来たことが無い方はご存じないでしょうが、我々、MC凄くしゃべります。40~50分はしゃべります。でも今日は松本に怒られちゃうので…」

剛「堂本が松本に怒られないようにしたいね(カメラアピール)」

光「こういうのを関西では天丼と言います」

剛「やめて!?年末に天丼解説せんといて!?」

光「多分このMC、配信でカットされるので、今日来ている皆さんの特別ですよ」

剛「俺とジェシーくんでコラボしてほしいって意見が多かったんよ。でもちょっと忙しくてできなかったので、また今度やりましょ!(カメラアピール)」

光「では、そろそろ松本に怒られちゃうので…。それでは、皆さんに沢山愛して頂いている僕たちの曲を聴いてください」

剛(カメラアピール)

※カメラアピールのタイミング覚えてないんだけどこれくらいのスパンで天丼しまくってたことは伝わって欲しい

 

  • 愛のかたまり(KinKi Kids、増田、大倉、亀梨、山田、藤ヶ谷、菊池、橋本、神山、平野、岸、ジェシー、京本、ラウール、渡辺、道枝、大橋)

途中で後輩から選抜メンバーが登場。個人的にWESTから選抜されたのが神山くんだったのがアツかった。そしてこの曲の最後でもカメラアピールを天丼する剛くん(笑)

 

  • フラワー(全員)

選抜以外のメンバーも全員登場。全ステージ、ムビステ、フロート、トロッコフル活用で目が足りなくなる。

 

  • SHAKE(同)
  • リリック(同)
  • 夢物語(全員+Travis Japan
  • Happiness(全員)
  • 愛なんだ(同)

キンキが「ジャニーズにはまだまだ素敵な楽曲が沢山あります!」と紹介した後、ここ5年でグループ音楽活動に幕を下ろしたグループ達の代表曲祭り。懐古厨の血がうずくぜ…。『SHAKE』では神山くんが踊り散らかし、『リリック』では新旧関西センターがカメラに抜かれて嬉しそうにし、『夢物語』ではセンターステージ上段で塚田くんがソロで本家の振付を完コピして踊り切った後にメンバーの誰かに回収され、『Happiness』では佐久間くんがめちゃくちゃがむしゃらに踊り(しかし本家の振付の面影はちゃんとあった)、更に上田くんが兄貴の伝家の宝刀のあおりを受け継ぎ、『愛なんだ』では再び神山くんが踊り散らかし、重岡くんが「生配信じゃないけどV6さん見てますかーーーーー!?!?!?」と年始のV6に訴えかけていた。


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キンキ、山田くん、平野くん、ラウールくん、西畑くんが挨拶。

 

  • smile(全員)

嵐の休止やV6の解散、なにわ男子のデビュー等で多少歌割の変動有。V6と嵐の本来の歌割で、声はNEWSや関ジャニなんだけど、大モニターにはV6や嵐のレコーディング映像が流れて。いやこんなん泣くじゃん。しかも11月に退所した森田剛くんもばっちり映っていて驚いた。円満退社だったんだろうな(小声)オリジナルで披露が叶わなかった分、せめて少しでもオリジナルを感じてほしかったのかもしれない。

 

最後にキンキの紹介でなにわ男子からデビューが新しい順に紹介され、センターステージの大階段に整列。そのまま大モニターが閉じて終演。

光一くんの「今ここにいないメンバーとも、またいつかみんなでこのステージで歌いたい」と言う発言、とても嬉しかった。見学に来ていたと言われている松潤や二宮くんにもこの言葉は届いただろう。翌日のカウントダウンコンサートでサプライズで来た相葉くんにも同じ言葉をかけていたよね。本当にキンキはジャニーズファミリーが大好きで、周りや後輩たちのことを気にかけてくれていて、優しい先輩方なんだと実感した年の瀬だった。更に光一くんが「元気でいてください」と言ってたけど、そっちもね!

 

アンコールがあるかと思いきや、そのまま規制退場の案内が始まった。全デビュー組による『Wash Your Hands』見たかったんだけどな(笑)

 

凄く簡潔に言うと、「嵐不在の嵐コン」かつ「豪華版カウコン」。総合演出が松潤だから、当然嵐コンでよくある演出もふんだんに盛り込まれていたし、演出の予算のかかり方やクオリティーが完全に嵐のそれだった。セットリストや出演者の雰囲気はカウコンなのだが、2時間半、ほぼノンストップでライブをやっていたから、曲数も尺も中継枠が1時間のカウコンとは比にならないくらい充実していた。なので「豪華版」と表記した。

私は、まさか2021年以降に松潤が演出するライブエンターテイメントを生で観る機会があるとは思わなかった。嵐の活動休止は"嵐のライブが行われなくなること"、そして"松潤が演出するライブが観られなくなること"と同義であったため、これはファンのみならず、エンターテイメントの世界で高みを目指していくジャニーズの後輩たちにとってもかなりの損失となると思っていた。これまで、彼らは見学席から松潤演出のライブを観て来たと思うが、今回は自分達をプロデュースしてもらうことで、普段より格段にハイクオリティーな演出で自分たちの持ち歌を披露できた。これによって、自分たちが目指す目標や、今自分たちがやるべきことが見えたのではないかと思う。また、嵐のライブに行ったことが無いジャニフェスに行った方々には松潤演出のレベルの高さを少しは体感して頂けたのではないかと思う。

 

ジャニフェスの情報解禁当初、特にフリフラ使用情報解禁時は総合演出を担当する松潤にかなり否定的な意見も多く見受けられた。特に若手グループのファンはJr.時代のキンブレ文化に慣れ親しんだ人も多く「ペンライト=担当をアピールする手段」と捉えている人たちからの反応は芳しくなかった。しかし、実際に開演してみれば、開演前に自前のライトをつけていた人も徐々にその光を消していき、ほぼ完全に松潤が作り出した光の世界が完成していた。このライトの感動はなかなか映像越しでは伝わらないので、ジャニフェスで少しでも自動制御ライトの凄さを知る人が増えてくれたなら幸いである。

 

ジャニフェスでは、FC会員を対象に、「見たいコンビ」を募集していたが、今回のライブでその披露は無かった。これについても否定的な意見は多少あった。これは私の推測でしかないが、もしかしたら想定外に偏った結果が出てしまった或いは沢山の要望が来てしまったことで、なるべくすべてのファンを満足させるためにも、採用できなかったのかもしれない。あるいは、一部のメンバーだけが出る時間を増やしてしまうと、それ以外のメンバーのファンを満足させられないと考えたのかもしれない。ジャニフェスのセトリを見ると分かるように、なるべくすべてのグループの出番が平等になるように設定されている。ジャニオタは自担の扱いが少しでも悪いとギスギスする人が多い傾向にある気がするので、「一人でも多くの人を満足させる」という観点ではこの選択は間違っていなかったと思う(現に翌日のカウコンの国民投票への不満は私の周りではかなり大きい)。ただ、折角アンケートをとったのだから、その結果を知る機会は欲しい。

 

天井席ではあったが、今回も大満足のコンサートだった。それは恐らく、一生見ていて飽きない制御ライトのみならず、細部までこだわった映像や特効、隙の無いセットリスト、エモさを感じさせるコラボ、そして出演者とスタッフさんの「このコンサートを成功させる」と言う熱意とファンの協力があってこそのことだと思う。

来年以降もジャニフェスが開催されるかは分からないが、メンバーにとっても、ファンにとっても貴重な機会となったことは言うまでもない。総合演出として13グループ分の演出を先頭に立ってメンバーやスタッフと共に考えた松潤には頭が上がらない。このコンサートをきっかけに、ジャニーズのライブエンターテイメントが更に向上するならば、ジャニフェスは役割を全うしたと言えるだろう。

 

では。