【祝】しがないジャニオタが嵐の全オリジナルアルバムを語った件。【サブスク解禁】【アラフェス開催】
どうも。
今年2月に嵐の全てのオリジナルアルバムの通常盤の楽曲が主要音楽サブスクリプション(通称サブスク)で解禁となった。サブスクを利用している人が多いこのご時世、きっと今までそんなに嵐の曲をガッツリ聴いてこなかった人たちの耳にも嵐のアルバム曲が届く機会が増えるだろう。とはいえ、いきなり200近い楽曲(シングル曲除く)が世に放たれた訳で、どのアルバムの何の曲から聞けば良いか分からない人も居ると思う。そこで、私と私の周りの独断と偏見を基にそれぞれのアルバムについての簡単な解説と、オススメ楽曲(ファンに人気の楽曲と私が個人的に好きな曲)をいくつかピックアップして紹介しようと思う。オススメ楽曲は全て通常盤収録曲から選ぶので、必ずサブスクで聴ける。更に、嵐公式YouTubeでは、各アルバムから1曲のみであるが、誰でも聴けるようになっているので、その曲のリンクも貼る予定。
さらにさらに、アラフェスの開催も決定し、投票するアルバム曲を決めるために過去のアルバム曲を総ざらいする人もいると思う。是非参考になれば幸いである。
1.ARASHI NO.1 嵐は嵐を呼ぶ
2001年リリース。嵐のアルバムで唯一ポニーキャニオンから発売されたもの。なので、他のアルバムとはテイストが一味違ったものとなっている。何が違うかと聞かれると説明が難しいんだけど…とにかくジェイストームにはないテイストなんだよな…。リズムが最近の嵐にはあまりないHIPHOP系のものが多いというか(素人の独断と偏見)。当時の流行でもあったのかな、よく分からないけど(筆者、2001年当時3歳)。王道感あって好きな『ココロチラリ』は公式音源も出てます。
『ココロチラリ』公式音源→ココロチラリ - YouTube
2.HERE WE GO!
2002年リリース。ここからは全てジェイストーム移籍後のアルバム。2002〜2003年あたりはジェイストームが嵐の楽曲の方向性を模索している時期で、この時期は割とロック調の楽曲が多いように感じる。公式音源が出ている『Easy Crazy Break Down』はまさにゴリゴリのロックなので、今の嵐にはなかなか見られない特徴が垣間見えるのも初期の模索期ならでは。個人的には控えめで翔くんの低音ラップが引き立つ『いま愛を語ろう』が好き。
『Easy Crazy Break Down』公式音源→Easy Crazy Break Down - YouTube
3.How's it going?
2003年リリース。この時期はロックからファンクに移行した感じがする。リード曲でライブの定番曲にもなっているファンキーなナンバー『Lucky Man』をはじめ、ラテン系で情熱的な『テ・アゲロ』など、若くてバチバチな時期だからこそ歌いこなせる楽曲が多数。
『Lucky Man』公式音源→Lucky Man - YouTube
4.いざッ、Now
2004年リリース。まだファンクから爽やか路線に完全には移行してない感じはするが、『途中下車』といった、これまでの嵐にはなかった爽やかな楽曲が入ってきたのが2004年あたり(シングル曲『PIKA★★NCHI DOUBLE』もそう)で、嵐の楽曲の過渡期を感じられるアルバム。キラキラした若々しいラブソングである『EYES WITH DELIGHT』や初期嵐の代表格EDM『RIGHT BACK TO YOU』などは人気あるイメージ。私は前回のアラフェスでアルバム曲1位にしたくらい『途中下車』推し。
『RIGHT BACK TO YOU』公式音源→RIGHT BACK TO YOU - YouTube
5.One
はい来たよ!!!!!!!!!私がずっと推し続けてる自分的No. 1アルバム!!!!!!!!!!ほわぁああああああああああああああああああああああああああああ、すみません、取り乱してしまいました。2005年リリース。完全に嵐の楽曲の路線が決まったとも言えるアルバム。今の嵐が歌っていても違和感がない曲が多数あり、15年前のアルバムながら嵐の現在のパブリックイメージからなんら乖離していない。故に私はこのアルバムを嵐のアルバムで一番好きなアルバムとして叫び続けている。実際このアルバムはファンに人気のある曲が多い。爽やかで切ない『夏の名前』、とにかく歌詞がしみて仕方がない名曲『素晴らしき世界』、唯一無二のサイケ系EDM『Yes? No?』なんかは前回のアラフェスでランクイン?かなんかしていた記憶あるし、『Lai-Lai-Lai』はMステのファンリクエストで名だたる定番曲を抑えて神曲と銘打たれて2位になってたし。あ、あとこのアルバムに初めてソロ曲が入った。ソロ曲は翌年の「ARASHIC」では一旦中断になったけど、翌々年の「Time」から2015年の「Japonism」まで続く定番となった。大野くんの『Rain』や二宮くんの『秘密』なんかは人気があるね。
『素晴らしき世界』公式音源→素晴らしき世界 - YouTube
6.ARASHIC
2006年リリース。楽曲の方向性としては2つ前の「いざッ、Now」に戻った感がある。ちょっとおしゃれになって。初期嵐感を感じる最後のアルバムかな。ライブの定番なのは盛り上がるけど実はよーく聴くと悲しい失恋ソングである『CARNIVAL NIGHT part2』。part1は無い。何故part2とついてるかと言うと、元々のデモ音源とほぼ別物の曲に最終的になってしまったからと聞いたことがある。『COOL&SOUL』は2006年の翔くんによる日本のエンタメ界への宣戦布告なので必聴。当時これが現実になると誰が予想したか。この曲はソロ曲がない代わりにメンバーのフィーチャー曲を収録。ただ結果的にどれも割と影が薄いかなという印象。どれが誰のフィーチャー曲か当ててみてね。
『COOL&SOUL』公式音源→COOL & SOUL - YouTube
7.Time
2007年リリース。嵐のアルバムで一番人気があると言って良いと思う。何てったって櫻井翔のビジュアルが神がかって神だからね(語彙)(そこ) まずライブ定番曲で割と知名度高いアッパーチューン『Oh Yeah!』でしょ、アラフェスアルバム曲1位で実はダンスがめっちゃ難しい『Love Situation』でしょ、エイブルのCMソングにもなった穏やかな『LIFE』でしょ、『Love so sweet』に引けを取らないキラッキラの王道ラブソング『ROCK YOU』でしょ、ぶち上げラップナンバー『太陽の世界』でしょ、本当に、曲が強いんですよこのアルバム。ソロ曲も強くてカラオケで嵐曲の中でめっちゃ上位にいる二宮くんソロ『虹』とかもあるんだけど、残念ながらソロ曲は初回盤限定ということでサブスクに解禁されておりません…。
『Oh Yeah!』公式音源→Oh Yeah! - YouTube
8.Dream "A"live
2008年リリース。嵐のメンバーも20代後半に差し掛かって、落ち着いた曲調が入り始めたのがこのアルバム。2007年が起爆剤だとしたら、2008年は翌年の10周年に向けて安定化を狙った年だな〜とこの年の楽曲を聴いてて感じる。リード曲の『Move your body』はロックとかファンクとかEDMとかいろんな要素が詰め込まれた攻め攻めのかっこいい曲。『Do my best』は相葉くんの「グッとスポーツ」のオープニングにも使われてて聴いたことある人も多いと思う。歌詞もめちゃくちゃ元気が出る、大好き。エモーショナルな『YOUR SONG』は2011年あたりに嵐が観光庁のアンバサダーみたいなのになった時に制作されたムービーに使われてる。このアルバムのソロ曲も残念ながら初回盤限定につきサブスクでは未解禁です。
『Move your body』公式音源→Move your body - YouTube
9.僕の見ている風景
2010年リリース。通常盤も2枚組となっているアルバムはこのアルバムが初。また、ジャニーズのオリジナルアルバムで初のミリオンセラーとなった。このアルバムの収録曲は非オタでも結構知ってる人が多い。少し控えめなテンポが覇王感すら演出するリード曲の『movin' on』はJALのCMに使われたり、音楽番組で何度か歌われたし、夏の野外ライブには欠かせない『Summer Splash!』は夏曲特集でよく紹介されてる。『空高く』は嵐主演ドラマ「最後の約束」主題歌で、「そう 1・2・3・4・5」って歌詞が嵐にしか歌えない感じで好き。かっこいい曲からポップな曲まで、バラエティ豊かなアルバムでかつ収録シングル曲もどれも有名な曲ばかりなので最初に取り掛かるならこれ。このアルバム以降はソロ曲は全てサブスク解禁。翔くんの『T.A.B.O.O』はインテリジェンスな翔くんのイメージをひっくり返したデンジャラスでまさにタブーな楽曲なので必聴。
『movin' on』公式音源→movin' on - YouTube
10.Beautiful World
2011年リリース。制作段階で東日本大震災が発生したのもあり、前作と比べると控えめな仕上がりだが、それでもCD1枚で18曲となかなかにボリューミー。リード曲『まだ見ぬ世界へ』はまだまだギアを緩めるつもりは微塵もない嵐の意欲的なEDM。『遠くまで』はJALのCMに使われた爽快なナンバーで聴いたことがある方も多いのでは。松潤ソロはこのアルバムの『Shake it!』を聴いておけば取り敢えず大丈夫。翔くんソロの『このままもっと』は前作とのギャップも相まって恋。
『まだ見ぬ世界へ』公式音源→まだ見ぬ世界へ - YouTube
11.Popcorn
2012年リリース。ジャケ写のインパクトが最も強いアルバム。このアルバムから2015年の「Japonism」までコンセプトが明確なアルバムが続く。今回は「POP」。アルバム全体を通してポップで明るい曲調の楽曲の割合が高い。『Welcome to our party』は「コンサートにようこそ!」って嵐が歓迎してくれるアッパーチューンで、「THE DIGITALIAN」ツアーでこれ来た時はテンション上がりすぎて脳みそが沸騰した。『駆け抜けろ!』は日産の車のCMソングになったからサビは知ってる人は多いと思う。ただ、イントロを聴くと曲調的にあのサビに繋がらないから、サビまで聴くとビックリすると思う(笑)「ニノさん」のBGMによく使われがちな『旅は続くよ』はこのアルバム。ソロ曲はそこまで目立った曲は無いんだけど、取り敢えず相葉くんソロの『楽園』はめっちゃ天使ପ(*'◇')ଓ(語彙)
『Welcome to our party』公式音源→Welcome to our party - YouTube
12.LOVE
2013年リリース。このアルバムのテーマはまさに「愛」。いろんなテイストのラブソングを盛り込んでるアルバム。このアルバムあたりから嵐の楽曲が急速にオシャレ化し始めた印象。メンバー全員30代になったからかな。当時の広告で「嵐史上最も危険なアルバム」とかいうキャッチコピーついててファンがざわついたのは良い思い出(笑)大丈夫、健全です(何なら『T.A.B.O.O』の方が歌詞的にはよっぽど不健全(小声))。個人的に好きなのは『Rock Tonight』かな。このアルバムだと断トツで明るくてポップで元気が出る。リード曲の『P・A・R・A・D・O・X』はニューヨークで振り入れしただの中々力入れて作ったっぽいかっこいい曲だけど、やたら耳に残る空耳英語とかでファンにネタにされがちです(笑)タイトル通りファンキーな楽曲『FUNKY』は振付動画がファンの脳を支配した思い出。
(´・∀・`)外回し!内回し!ボッボッボッボッ!
これもソロ曲はそこまで印象無いな…。強いて言えば翔くんソロ『sugar and salt』がよく眠れると友人の間で話題になった(え)
『P・A・R・A・D・O・X』公式音源→P・A・R・A・D・O・X - YouTube
2014年リリース。このアルバムのコンセプトは「デジタルとヒューマンの融合」。テクノポップを中心とした最先端のデジタリックミュージックをメインに構成するアルバムに挑戦した、15周年にして意欲作。ライブのセトリ1曲目になった『Asterisk』やリード曲『Zero-G』はまさにそれを象徴するエレクトロサウンド。そういうサウンドがあまり得意ではない、という方は『キミの夢を見ていた』や『One Step』がオススメ。どちらも良い曲です。『Take Off!!!!!』は翔くん作詞の15周年アニバーサリーソングなのでこちらも必聴。ソロ曲はなんと言っても相葉くんの『Disco Star』でしょう!!!内田理央さんだって元気もらってるし今もなお櫻井翔はライブでネタにしてるからね!!!!!みんなもディスコスター教、入らない?
『Zero-G』公式音源→Zero-G - YouTube
14.Japonism
2015年リリース。このアルバムのテーマは「和」。和楽器を使った楽曲はもちろん、古き良き歌謡曲調まで、様々なアングルから日本らしさを引き出したアルバム。リード曲『心の空』はあの布袋寅泰さんが楽曲提供の和ロックナンバー。『マスカレード』は少年隊『仮面舞踏会』を彷彿させるようなレトロで洗練された歌謡曲。嵐のワクワク学校の校歌やNHK「紅白歌合戦」や「みんなのうた」でもお馴染み『ふるさと』もボーナストラックとして収録。ソロ曲は、翔くんの『Rolling days』が翔担にバカ受けしてた印象。あと二宮くんの『MUSIC』がゲームっぽいポップな曲で好き!
『心の空』公式音源→心の空 - YouTube
15.Are You Happy?
2016年リリース。このアルバムからまたコンセプトが明確ではないバラエティ豊かなアルバムに。ただ、リード曲の『Don't You Get It』がリード曲らしからぬゆるっとした曲調だったり、アルバムにバチーンとした決定打的楽曲が無かったりとあって、セールス的にはイマイチだった印象(実際、予約数がやばかったのか後手後手でいろんなキャンペーンやってたし、リード曲もやたら年末の音楽番組で歌ってた)。ただ、楽曲にはちゃんとチャレンジ要素があり、メンバーがアルバム曲を1曲ずつプロデュースした。結構個性がガッツリ出てて面白い。ソロ曲は二宮くんの『また今日と同じ明日が来る』が人気あるイメージ。
『Don't You Get It』公式音源→Don't You Get It - YouTube
16.「untitled」
2017年リリース。現在最後のオリジナルアルバム。だけど今後もオリジナルアルバム出る可能性は低いし、これが活動休止前最後のオリジナルアルバムになりそう。アルバムタイトルや不安定な旋律とアレンジが激しさを助長するリード曲『「未完」』というように、コンセプトは「未完成」と言った、貪欲さ溢れるもの。まだやったことないよね、ということで初めてユニット制を導入。故にソロ曲は無し。ユニット曲なら断トツで相葉・大野・櫻井の『バズりNIGHT』を推す、ライブ演出込みで。ネタバレはしないので是非ライブ映像を見て下さい。笑えます。『Sugar』はJr.がカバーしまくってるし、ファンからも圧倒的な支持を集めるオシャレなナンバー。私が好きなのは音楽の素晴らしさをエモーショナルなメロディに乗せて美しく歌い上げる『彼方へ』。アルバム制作時には水面下で活動休止に向けて話し合いが進められており、壮大な11分超えの楽曲『Song for you』を今聴くと、嵐が心の叫びを歌にしていたのかなと思ったり。これを聴くとこれが(恐らく)最後のオリジナルアルバムとなるのも納得してしまう。少し胸が苦しくなるアルバムでもある。
『「未完」』公式音源→「未完」 - YouTube
以上、嵐の全オリジナルアルバムである。流石に全楽曲をレビューするわけにはいかず、私の好みや独断と偏見で選んだ曲のみの紹介となってしまったが、嵐のオリジナルアルバムには他にもまだまだ沢山の名曲たちが連ねているので、是非沢山聴いてお気に入りの楽曲を見つけて欲しい。その際にこのレビューがお役に立てば嬉しい。
では。