ラストアイドル ラストライブ LAST SMILE 現地レポ
どうも。
5/29に東京ガーデンシアターにて行われた「ラストアイドル ラストライブ LAST SMILE」に行ってきた。
読者の方の中には「なんでラストアイドル(以下ラスアイ)？」と思う方もいらっしゃるかもしれないが、実は私は元てれび戦士の延命杏咲実（えんめいあさみ）ちゃん（延命ちゃん）が2期生の暫定メンバーになったのをきっかけにラスアイをゆる〜〜〜く応援し続けていた。
そもそも「ラストアイドル」とは、テレ朝の同名のオーディション番組をきっかけに結成された秋元康さんプロデュースのアイドルグループ。初回の時点で発表されたメンバーはあくまで"暫定メンバー"で、毎週現れる挑戦者が暫定メンバー1人を指名し、パフォーマンスバトルをする。審査員が暫定メンバーを選べば防衛、挑戦者を選べば挑戦者が新たな暫定メンバーとなり、元々の暫定メンバーは脱落となる。
1期生はオーディションバトルに勝った「LaLuce（ラルーチェ）」、負けたメンバーから成る「Good Tears」「シュークリームロケッツ」「Someday Somewhere」「Love Cocchi」の5つのユニット、2期生はオーディションバトルに勝った「2期生」と負けた「2期生アンダー」からなる。
活動終了まで所属していたメンバーとすでに卒業したメンバー（カッコ内）は以下の通り。（敬称略）
LaLuce（以下ラル）…阿部菜々実、安田愛里、鈴木遥夏（吉崎綾、古賀哉子、大石夏摘、長月翠（兼任））
Good Tears（以下グッティア）…相澤瑠香、池松愛理（王林、髙橋真由、朝日花奈）
シュークリームロケッツ（以下シューロケ）…松本ももな、小澤愛実（長月翠（兼任））
Someday Somewhere（以下サムサム）…間島和奏、籾山（もみやま）ひめり（清原梨央、山田まひろ、猪子れいあ、木村美咲）
Love Cocchi（以下ラブコチ）…山本愛梨、大森莉緒、西村歩乃果（石川夏海、中村守里）
2期生…橋本桃呼（ももこ）、佐佐木一心（こころ）、山本琉愛（るな）、大場結女（ゆめ）、畑（はた）美紗起、下間花梨、栗田麻央（水野舞菜(まな)、田中佑奈(ゆな)、篠田萌、町田穂花(ほのか)、延命杏咲実）
2期生アンダー…宇田川桜夢（さくら）、岡村茉奈、奥村優希、木﨑千聖、久保田沙矢香、篠原望、白石真菜、高木美穂、高橋みのり、髙橋美海、宮田有萌（ゆめ）、米田みいな（岩間妃南子、小田中穂(みのり)、加藤ひまり、首藤百慧(すとうもえ)、永井穂花、本城珠莉亜）
そんなラストアイドルが5月いっぱいで活動終了となった。これについては運営に言いたいことは山ほどあるのだが、それは後ほど書くとして、最後にせめて何か感謝の気持ちを…と思い、5月半ばにSHIBUYA TSUTAYAにて行われていたラスアイのコラボカフェに行った。
そこで出会ったラスアイファンの方が本当に優しかった。ランダムのランチョンマットや生写真を推しメンの相澤瑠香ちゃん（るかち）のものと交換してくださった。交換に応じてくださった阿部菜々実ちゃん（ななみん）推しの女性のファンのお二方に私が「私のような、これまでラスアイの現場に行ったこともない人間がラストライブに行くのは申し訳なくて…」と言うと、お二人は「そんなことないです！ラスアイカフェに行くくらいラスアイが好きなら、絶対ラストライブに行ってほしいです！！」と優しさのかたまりのようなお言葉を下さった。そんなお二人の言葉やラスアイファンの皆さんの優しさに背中を押されて、一般販売でチケットを購入した。
会場は有明にある東京ガーデンシアター。2020年に開館したかなり新しい会場で、最大キャパは8000人。直近だと日向坂46のライブで足を運んだ方もいるのでは。ぴあアリーナMMと似たような感じで、バルコニーは層のように重なる形で、最上階の3階バルコニーでもそこまで遠いとは感じなかった（ただ、さすがに顔が見えるほどではなかった）。
開演を待ちわびていると、お笑いコンビ・三拍子による前説漫才が始まった。三拍子はラスアイ大好き芸人でもお馴染みで、ラスアイのイベントや番組の司会も担当されていたラスアイゆかりの芸人さん。三拍子から前説と共に、「ラスアイメンバーへの手紙」と言う漫才をされていた。
ラスアイファンなら絶対に面白い、曲名もりもりのお手紙(笑) 私もこういう手紙書いてみようかな？（え）個人的には「眩しすぎる流れ星」のくだりで限界だった(笑)
- overture
ラスアイのこれまでを振り返るような映像。1期各ユニットと2期、2期アンダーが順番に紹介されていた記憶。正直記憶がおぼろげですごめんなさい（土下座）
- バンドワゴン（ラル）
ラストアイドルの始まりであり、1期オーディションの勝者のみが歌うのを許されている曲。ラルの3人のみで歌唱。大サビで1期2ndユニットや2期・2期アンダーも登場して一緒に踊ってた。ラル（ラストアイドル）は最初は7人だったのに…。
- 涙の仮面（グッティア）
グッティアの最初のオリジナル曲。サポートは佐佐木一心ちゃん（こころ）、栗田麻央ちゃん（まおまお）、岡村茉奈ちゃん（まなてぃ）。3人とも衣装が似合っていて、「え、オリメン…？」と錯覚するほど。るかちがセンターだったのがアツかった！！！この曲のサビの衣装を振るような振付って池松愛理ちゃん（あいり）がアイデアを出したんだよね、かっこいい。
- 想像上のフルーツ（シューロケ）
シューロケ最初のオリジナル曲。曲は凄くかわいいのになんでMVこんなに意味不明なんだろう、タイ版シューロケ（後述）の「青空とTシャツ」バージョンの方がMVは圧倒的に合ってる。サポートは木﨑千聖ちゃん（ちぃちゃん）。ちぃちゃん、この曲の衣装凄く似合ってた！！！そしてこうやって見ると小澤愛実ちゃん（あいみん）垢抜けたし、歌上手くなったよね…。
- Again & Again（サムサム）
サムサム最初のオリジナル曲。サポートは山本琉愛ちゃん（るなたそ）、宇田川桜夢ちゃん（さくら）、篠原望ちゃん（のんちゃん）、米田みいなちゃん（みいてぃん）。この曲のレッスン中にセンターの間島和奏ちゃん（まじまじ）がけがをしてしまって、歌詞と振付が変更になったんだよね。元々卒業生の山田まひろちゃんポジションは、まひろちゃんと仲が良かったるかちがやる予定だったんだけど、セトリ的に難しくて、ダンスが得意なみいてぃんが担当。個人的に途中で1期初期センターのまじまじと、2期初期センターののんちゃんが背中合わせになるのがグッと来た。てかまじまじがめっちゃ髪切っててびっくりした！
- 青春シンフォニー（ラブコチ）
つんく♂さんプロデュースの楽曲。サポートは高木美穂ちゃん（みっぽちゃん）、髙橋美海ちゃん（みみ）。「この曲でラブコチが覚醒した！」とファンに人気の曲。実際つんく♂さんの人生の哲学が詰まっためちゃくちゃいい曲だし、ハロプロに欲しい（ハロプロでカバー披露されることもあるらしい）。ASH出身で歌唱力に定評がある山本愛梨ちゃん（ちょい）がセンターなのがつんく♂さんらしいなと。衣装やMVもめちゃくちゃハロプロっぽいよね。つんく♂さんはアイドルを成長させる曲を何故こうも簡単に量産できるんだ…。
- 風よ吹け！（ラル）
小室哲哉さんプロデュース楽曲。サポートは橋本桃呼ちゃん（ももこ）、畑美紗起ちゃん（みいちゃ）、ちぃちゃん、高橋みのりちゃん（我）。2枚目のシングルでいきなり表題曲の座を奪われ、メンバーが一気に2人卒業した、苦い思い出が残る楽曲。ライブで聴くと音の層が厚くて迫力があってかっこよかった！特にももこの歌声との相性が良かった。MVがあまりにもメンバーの顔が見えなくて全然再生してなかったんだけど（小声）、ライブ後によく聴くようになった曲の1つ。
- スリル（グッティア）
織田哲郎さんプロデュース楽曲ということで、ビーイング大好き人間がラスアイの中でトップレベルで好きな曲（余談）。サポートは下間花梨ちゃん（かりん）、宮田有萌ちゃん（ゆめみん）、みいてぃん。かりんが特に衣装が似合ってた！そしてみいてぃんのパフォーマンススキルが炸裂しまくってた。歌うますぎ。
- 君のAchoo!（シューロケ）
秋元康さんプロデュース楽曲。2ndシングル表題曲。このライブではシングル表題曲は全てフルで披露しているっぽくて、この楽曲も例にもれずフル尺で披露。サポートは大場結女ちゃん（ばゆめ）。ばゆめもめちゃくちゃ馴染んでた…。シューロケ、サポートメンバー選ぶの上手くない？？？
- この恋はトランジット（サムサム）
指原莉乃さんプロデュース楽曲。サポートは、みいちゃ、まなてぃ、のんちゃん、白石真菜ちゃん（しーまな）。これを聴いた時に「指原莉乃は天才だ」と思った。数年前に馬鹿の一つ覚えみたいに延々と聴いてたなあ…（遠い目）。個人的に秋元康さんとつんく♂さんのハイブリッドプロデューサーだと思ってる。その上、（あまり性別について言及するのはよくないと分かってはいるが敢えて言及すると）女性だからこそ「女性が好きな女子アイドル」を作り上げることに非常に長けている（実際イコラブはめっちゃ女性ファン多い）。指原さんが作る楽曲はライブで盛り上がれるように作りこまれているし、歌詞も一見失恋ソングかと思いきや、サムサムへのエールが込められていたりもする。まひろちゃんにポニーテールさせてくれてありがとう。MVはメンバーのソロアングルを6つ並べたような作りで、常に推しが見られるという夢のようなMVが爆誕している。何故この曲が第1回プロデューサーバトルで最下位だったのか…解せぬ…。（殆ど楽曲についての文章になってすみません）
- Love Docchi♡（ラブコチ）
2曲連続で指原莉乃さんプロデュース楽曲。サポートは久保田沙矢香ちゃん（くぼたま）、奥村優希ちゃん（おくさん）。西村歩乃果ちゃん（ほのぴぃ）をセンターにするの、すごく指原さんらしい。まさにライブで盛り上がれることに特化した楽曲。声出したかった（滝涙）この曲の大森莉緒ちゃん（おーりお）が無双して手が震えるわ。
- Everything will be all right（ラル）
後藤次利さんプロデュース楽曲。後藤さん見学にいらしてたみたい。指原さんも。サポートはシューロケ。この曲めっちゃ好きなんだよね…「晴れか雨かどっちに転がるかわからないから曇り空は嫌いじゃない」って素敵じゃない？あと、音源で聴く以上にギターの音が強いアレンジなんだけど、このアレンジにメンバーの歌唱力が全く負けていないのが凄い。特に、卒業した長月翠ちゃん（みーたん）ポジションで入ったあいみんの歌が強すぎた。
ここでやっとMC。メンバー全員の自己紹介。
- サブリミナル作戦（2期アンダー）
2期アンダー最初のオリジナル曲。MVだけに入っている最初のセリフをのんちゃんが言ってたんだけど、すごく魂がこもってて、のんちゃんの成長を感じた。やっぱり2期アンダーのセンターはのんちゃんだなと。この曲のMV、メンバーの顔と個性と名前を覚えられるからすごく好き。個人的に本城珠莉亜ちゃんの演技が好きで…元気にしてるかな…。
- 青春0対0（2期アンダー）
この曲でしーまなが涙…早いぞしーまな！！と思いつつ、2期アンダーのみんなが2期アンダーが大好きなことが凄く伝わってきた。
- 好きで好きでしょうがない（1期）
この曲のMVはラスアイ1期のオーディションを知っていたらついつい頭を抱えてしまう。1期全体曲で負けたまじまじがセンターだったことに賛否両論だったみたいだけど、私的にはこの曲は表現力が求められるから、まじまじセンターがハマっていると思う。ストーリー性のあるMVも相まって、"主人公"感の強いまじまじがしっくりくるんだよね（ななみんは"エース"だと思ってる）。1期は12人まで減ってしまったけど、それでもすごい迫力だったし、最後のポーズが座って終わるバージョンだったのも良かった。1期生の強さを見せつけられた。
- 誰かの夢が叶ったら（1期）
実はあまり聴いたことがなかったんだけど、「大人サバイバー」のカップリング曲なんだね。軽やかなアレンジが前曲とギャップがあって1期の余裕を感じた。
- Hope（2期）
後輩として入ってきた2期の気持ちをそのまま歌った歌詞がいいよね。一方で「後輩が入ってきたら～」みたいな2番の歌詞が実現することがないのが辛い。カッコ内の歌詞をももこが1人で歌ってたんだけど、味が出ていて良かった。
- 愛しか武器がない（2期）
サポートを入れずに2期のみで。特にセンターのももこがパフォーマンス面で群を抜いていた。この曲を歌うにあたってももこがセンターに選ばれたのが凄く納得できたし、ハロプロも好きな者としては、さすが短期間とはいえハロプロ研修生に合格し厳しいレッスンを受けていただけあると思った。ななみんとまじまじが"エース""主人公"と全く違うタイプでありながらセンター適正があり過ぎるように、ももことのんちゃんも"女戦士""聖母"と真逆のセンターだなと、『サブリミナル作戦』とこの曲を見て思った。アイドルって奥が深い。演出の話をすると、レーザーがジャニーズのダンスナンバーバリに出ていて、上の方から見ていてめちゃくちゃかっこよかった。
ここで、タイ版ラルこと「ラストアイドル・タイランド」の「Protea」が登場。実はラスアイはタイでもオーディションを行い、勝者の「Protea」、2ndユニットの「EGAO（タイ版グッティア）」「青空とTシャツ（タイ版シューロケ）」「Someday（タイ版サムサム）」「星空sisters（タイ版ラブコチ）」が結成された。オーディション番組がラスアイタイの公式YouTubeで見られたのでざっくり見たのだが、日本に負けず劣らず熾烈なバトルが繰り広げられていた。日本語字幕もあるので、興味がある方はぜひ。
- Bandwagon(Protea)
タイの『バンドワゴン』を披露。振付や歌割は本家と同じで、アレンジがちょっと違う。キラキラとした電子音がいい味を出してる！！
- ラスアイ、よろしく
プロテアと日本のラスアイのコラボ！これが最初で最後のコラボなのが…。そしてこの曲は撮影OK。すでにTwitterやYouTubeでファンが撮影した写真や動画が上がっているので気になる方はぜひ検索してみてください。
ここでプロテアのメンバーの自己紹介。
無敗の圧倒的センター・トンナム、プロテアの母・マームック、メガネっ娘・ミーミー、日本とタイのハーフ・らんま、パフォーマンス力に定評・シーモン、チャーミングだけど芯がある・ゲー、ぶっ飛びガール・ハイウェイ。
前日に来日したばかりだけど、日本を満喫していた様子。ラスアイタイは活動を始めたばかりでまだまだ活動していくようなので、どうか、ラスアイのスピリットをタイで少しでも長く伝え広めてほしい。だからラスアイタイの運営、頼んだぞ…。
- なんか、好きだよ（2期アンダー）
2期アンダー最後のオリジナル曲。最初は3拍子から始まってサビで4拍子になり、大サビで転調するという、展開が豊富な楽曲。2期アンダーは落ち着いた歌声のメンバーが多いから、合っていると感じた。
- 愛の答え合わせ（2期）
2期最後のオリジナル曲。籾山ひめりちゃん（ひめりん）がSHOWROOM配信でめっちゃ推してた理由が分かった。楽曲と振付が凄くかっこいいし、2期の4年間での成長が感じられる。愛武器でも言ったけどももこが本当に群を抜いてた。「あの…本当に…ハロプロ戻りませんか…」って説得したいくらいだった…。まだ18歳だよ、まだまだ伸びていくに決まってるじゃんね…。
- 青春continues（1期）
1期最後のオリジナル曲。ザ・秋元系の王道青春サウンドがかえって切なくなる。
- ハグから始めよう
『壁は続く』といい、ラスアイは本当に非選抜の楽曲が良すぎるのよ！！！鈴木遥夏ちゃん（すずぱる）がセンターで輝きまくってるし、るかちのポジションがいいのも嬉しい！！るかちを双眼鏡で見たけどめちゃくちゃアイドルしてて超かわいかった（語彙喪失）。
- 何人も
当時は「いきなり殺陣とかラスアイはどこを目指してるんだ…」と思ってたけど、炎が出まくってる中で、剣を持ってパフォーマンスするのめっちゃかっこいいね…。あれだけ振り回しながらぶつからないのは流石。
- 大人サバイバー
テレビで見るとそんなに凄さが伝わってこなかったんだけど、生で見ると凄い。よくぶつからないなと思う。メンバーは本当に大変だったと思うけど、ラスアイのフォーメーション移動の綺麗さはこの集団行動の練習が生きてる気がする。そして指揮者？がまじまじだった！これだけの大人数でもるかちはすぐに見つけられて、ピンクの髪に感謝した（そこ？）。
ここまでの振り返りをるかち、かりん、のんちゃん。ひめりんが『愛の答え合わせ』の魅力をここでも熱弁(笑)
- 瞳キラキラ（オレトクナイン）
ファン投票で選ばれた9人によるユニット「オレトクナイン」。これに当時非選抜だったすずぱる、ももこ、我が入ったの嬉しかったなあ。てか、おくさんって意外と小柄なんだよね。大人っぽい顔とのギャップで可愛い。
オレトクナインからほのぴぃ、ももこなど5人でMC（メンバーを失念…すみません）。観客にアンケートをとる。初めてラスアイのライブに来た人、○○から来た人等。ほのぴぃが観客をいじる場面も(笑) 3階バルコニーは結構初めて来た人が多かった、私含む。最後に一目見ようと一般で取ったのかな。
そしてVTRが流れる。ラスアイメンバーが真剣にくじを引いている映像。
- ほっといて
まっしゅりん（まひろちゃん、中村守里ちゃん）の楽曲で、オリメンがいないため、くじ引きで選ばれた6人による歌唱。真ん中にいたちょいとあいみんは覚えてるんだけど、他の4人が分からなかった、ごめんなさいいいい（土下座）
- 当たりくじ
この曲、るかちがいないユニットだからあまりMV見てなかったんだけど（小声）、すごくテンションが上がるし、ダンスを一緒に踊りたくなるし、MVは11人の魅力がちゃんと引き立ってて、「これを作った天才は誰だ！？」と思ったら、ラスアイに長く関わってくださっていたakane先生がMVのディレクターだったと知って、akane先生がいかにラスアイメンバーの魅力を引き出そうと考えて下さっていたかを痛感した…。ここに水野舞菜ちゃん（まなんちょす）がいればあああああ！もっとライブで歌われるべき曲だったと思う。
ここで最後のバトル・ラスアイスマイルバトルが始まる。指名されたメンバーが面白かったエピソードを話し、その時の笑顔を再現し、勝敗を決めるというもの（普通に「ラスアイの活動の中で面白かったエピソードトーク」でよくない？？？）。ももこが「かりんの誕生日サプライズをしたら、かりんが風呂上がりでライオンみたいな髪形だった」、まなてぃが「リハーサルの早着替えが間に合わず裸足でステージに上がったみいてぃん」の話をし、まなてぃに軍配。流石関西人、おもろいエピソードトークの緩急をつけるのが上手かった。
- 青春トレイン
難易度の高いダンスで話題になった楽曲。akane先生との出会いの曲でもある。特に1番Bメロのみいてぃんセンターが圧巻だった。本当にみいてぃんのこのスキルをこれから生かせる場所がないものか…。この曲は登美丘高校感が強い振付だったけど、だんだんアイドルっぽい振付も沢山作ってくださるようになって、akane先生自身の進化もラスアイで沢山感じられたなと。
- 独り言の存在証明
はい、こちらも非選抜の神曲。非選抜メンバー、『青春トレイン』からこれを連続でやるのヤバすぎる。こころが実力でつかんだセンター、オーディションバトル勝利時に叩かれてしまったのを最後に跳ね返したようでかっこよかった。2期で一番成長を見せてくれたのはこころだと思う。
- Break a leg!
この曲ですずぱる、ももこ、ちぃちゃん、かりんが選抜に入れたのは嬉しかったな…。まさかこれがラストシングルになるとは思ってもみなかったけど。イントロ？のダンスが好き。
- 君は何キャラット？
せいやさん出てこないか期待したけど出てこなかった(笑)
- 愛を知る
終盤でこれ全員で持ってくるのずるいなあ～～～～！！！！結局一番元気出るのってこういう底抜けに明るいアッパーチューンなんだよね。凄く励まされた。当時グッティア全員選抜落ちは悲しかったけど、Mフェアで地方在住メンバーに代わって一部非選抜メンバーが代理で出た時にグッティア全員出陣した時は泣いた。「あーあー 大好きだ」の部分で全力でるかちに向かってライト振って腕痛めたのはるかちには内緒で。
- 眩しすぎる流れ星
ラスアイのライブはこの曲がなきゃ終われないよね！！！ラスアイを象徴する楽曲で本編終了。
ここで、三拍子、吉田豪さん、織田哲郎さんからのビデオメッセージ、天の声による小室哲哉さんからのメッセージの代読、天の声・山口恵さんからのメッセージ。これだけすごい方々が最後にメッセージを下さるくらいのビッグプロジェクトだったのに、デビューから5年持たなかったことが本当に残念でならない…。
吉田豪さんの「努力は報われると言うが、ラスアイのメンバーはアイドルで一番しんどい思いをし続けたのに報われなかった。だからこそ、これから報われてほしい（ニュアンス）」と言う言葉、ラスアイの創世記から見守り続けていた吉田さんだからこそ重みがあるし、ファンの人達なら心のどこかで思っていたことだと思う。勿論すべてのメンバーの努力が報われなかったわけではないけど、もっとメンバーが報われるべきグループだったとは思う。
そして最後の山口さんからのメッセージ。山口さんが明らかに涙ぐまれていたのが声からも伝わってきて…。ラスアイの番組の天の声から離れても、ラスアイのことを案じ続けてくださっていた山口さんがラスアイのラストライブでまた関わることが出来て本当に良かった。天の声が山口さんで良かった。山口さんには卒業生含むラスアイメンバーの今後をどうか見守っていて頂きたい。
涙声の山口さんのあおりで、アンコール、そしてクライマックスが幕を開けた。
- バンドワゴン(strings→オリジナル)
本来のバンドワゴンのフォーメーションである7つのポジションに最初に立っていたのはまじまじ、あいみん、安田愛里ちゃん（ぴょん）、そしてるかち。これは活動終了まで残っていたラルの初期暫定メンバーだ。最初にるかちが去り、すずぱるがやってきて、まじまじがいたセンターにななみんが立つ。その道のりを不安そうに見つめていたあいみんも最後に去る。これはラスアイ1期オーディションの歴史を残っていたメンバーたちで再現したもので、『バンドワゴン』の振付をしてくださったCRE8BOYさんの演出だったらしい（byるかちのSHOWROOM配信）。隣にいたあいみん推しの女性の方がめちゃくちゃ泣いてたし、私も泣いた…。
ラルの3人になったところでstringsからオリジナルバージョンになり、1期生、2期生たちが順番にやってきてともに歌う。本来ならラルのメンバーしか歌うことが許されなかった楽曲を、最後は"ラスアイの歴史の始まりの曲"として全員でパフォーマンスした。
ラルの3人から挨拶。そしてついに本当に最後の曲。曲名を言おうとした瞬間に涙をこぼすななみん。ここまで5年近く、ラスアイの絶対的エース&センターとして気丈に駆け抜けて来たななみんの最後の涙は堪えるものがある…。
- 僕たちは空を見る
ラスアイ全体の最後のオリジナル曲。MVもエモさのかたまりなので、少しでもラスアイを通った方々は見てほしい。歴代の衣装やロゴ、そしてakane先生のラスアイ愛が炸裂している振付。ラスアイは間違いなく愛と情熱にあふれていたグループであったことを最後に見せつけてくれた。
のんちゃん、ももこ、ななみんの挨拶。そして2期アンダー→2期→ラブコチ→サムサム→シューロケ→グッティア→ラルの順番で階段を上ったのちに退場。最後にラルが「LaLuceでした」ではなく「ラストアイドルでした」で去ったのがグッと来た。そう、ラルはそもそも「ラストアイドル」と言う名前で、「LaLuce」と言う名前は第1回プロデューサーバトルで敗れた際に付いたユニット名だった。色々なしがらみに振り回され続けたラスアイが最後に元の鞘に収まったような終わり方だった。
この公演のダイジェストのVTRが流れて、公演終了。
そして、1期生・2期生にレーンを分けてお見送り。昼公演と合わせて7時間近くライブをやっていて相当疲れているはずなのにお見送りまで、本当にメンバーに感謝してもしきれなかった。あいりが体調を崩してお見送りは不参加だったが無理もない。私はるかちが好きなので1期生レーンに並んだ。改めて間近で見る1期生、全員可愛すぎて吹き飛びそうだった。こんなに可愛くて、パフォーマンス力もあるのに5月で活動終了とは、なんて理不尽な世の中なんだ。るかちに2枚の生写真を見せてアピールしたらすぐに気づいてくれて、とても嬉しそうに何秒も目を見ながら手を振ってくれた。最後の最後にるかちに応援していることを伝えられて、悔いなくラスアイの応援を終えられた気がした。
まさにラストライブにふさわしい、ラスアイの歴史を3時間半で総ざらいするような、ラスアイファンなら満足度1000 %のライブだったと思う。私もすごく楽しめたし、ラスアイの集大成を見届けることが出来て本当に良かった。改めてラスアイメンバーの魅力を再確認したし、だからこそ活動終了が無念でならない。
この際だから言うと、ラスアイが5年持たなかったのは運営の不得手が大きいと私個人としては思う。オーディション合格の公約を守らない、オーディションバトルに勝ったメンバーと負けたメンバーを結局横並びにさせる、メンバーに大きな負担をかける企画ばかりさせる、その割には納得できない結果が出る・知名度や人気の向上につながらないことが多い。そりゃやってられなくなるだろう。最後まで残ったメンバーは30人ちょっとだが、一番多い時期では50人以上のメンバーがいた。たった5年足らずで半分近いメンバーがグループを去った。最後も活動終了2か月半前と言うギリギリのタイミングでのメンバーへの伝達とファンへの発表。たった2か月半と言う期間でメンバーが活動終了後について十分考えられたかと言うと、「はい」とは言い難い気がする。勝ったラル・2期も、負けた1期2ndユニットや2期アンダーも、みんな魅力的なのは分かる。それはファンである私自身も強く感じている。だからこそ、もっといい選択肢をとっていれば、メンバーを大切にしていれば、ラスアイの未来は変わっていたのではないかと思えてならない。
メンバーにはこれからの人生でやることなすことすべて報われてほしいくらいだ。すでに次の芸能の仕事が決まっているメンバーもいる。どうか、そこでこれまでの努力を遺憾なく発揮してほしい。芸能活動から離れるメンバーも、これまで頑張った分、ゆっくり休んでほしい。
ラストアイドルとして駆け抜けた全てのメンバーに幸あれ！
では。
