終わらないで Fantasy

どんな宝石より 心奪われたんだ

Hey! Say! JUMP Fab! -Arena speaks.- 11/28(初日)@幕張メッセ レポ

どうも。

 

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Hey! Say! JUMP Fab! -Arena speaks.-(Fab!は左右反転の鏡文字)」11/28(初日)の幕張メッセ公演に行ってきた。ジャニーズのライブに行ったのは2019年12月28日のJUMPの「PARADE」ツアーの東京ドーム公演以来1年11か月ぶり。まさか東京ドームで「よいお年を!」とリア友と別れたあと、2年近く会えなくなること、こんな世界が待っていることを誰が想像しただろうか(反語)。

 

「Fab!」の配信ライブを挟み、有観客のリベンジとも言える公演は非常に西日本のファンにシビアなスケジュールだったが、なんとか1公演のチケットを取ることが出来た(初日になったのは偶然)。1公演だけでも行けたことがありがたい。

 

首都圏のアリーナ規模なら横浜アリーナやぴあアリーナ、代々木第一体育館を使うことが多いジャニーズファンにとって、幕張メッセ「日テレ系大型音楽番組の会場」のイメージの方が強いかもしれない。しかも、今回JUMPのライブの会場になった「国際展示場1~3ホール」は、音楽番組やV6のラストライブの会場となっていた「イベントホール」とは全く異なる。建物自体にはチケットが無くても入れて、常設のスタンド席が一切なく、すべてアリーナ席。新潟の朱鷺メッセに行ったことがある人ならイメージが湧きやすいかもしれない。

開場時間は16時、開演は17時30分。普段ならこの間にいつでも入場が可能だが、今回は人によって30分単位で入場時間が指定されていた。我々はお手洗いに並んでいたら数分遅れてしまったのだが、遅れたからと言って入れなくなることはなかった(そりゃそうか)。1ホールの入り口で、デジタルチケットを見せて入場すると、なんと1ホールが丸々入場ゲートの役割を果たしていた。こんな贅沢な幕張メッセの使い方あるか!?中で検温、消毒を済ませた後、デジタルチケットで席番号を発券。同時に人数分の「スマイルアップシールド(フェイスシールド)」が配られた。「これが噂のスマイルアップシールドか!」とここですでにテンションが上がる(え)。

会場に入った時の印象としては「思ったより広い!平ら!ビジョンが多い!柱が邪魔!」だった。アリーナ席しかないので会場全体がとにかく平らで、キャパに対して広く感じた。2ホールと3ホールの間に柱が立っており、これはかなり邪魔になりそうだなと。メインステージセットの前には幕が下がっており、セットを確認することは出来ない。自分の席を確認したところ、メインステージ寄り上手側で、外周がすぐそこだった。「めっちゃ近いやん」と震える我々。シールドに曇り止めを塗って装着し、久々の現場にあたふた準備をしていると開演3分前頃に円陣の声が聞こえた。慌ててスマホの電源を切り、スタンバイ。

 

  • overture

幕に描かれていた絵は、プロジェクションマッピング?で映し出されたものであり、開演前からちょこちょこ動いていた。JUMPライブ恒例のメンバーが順番に映し出される演出は今回無し。幕が落とされて開演。

 

そう来たか!!!!(by脳内ジャニーズWESTまさか既存曲が1曲目とは。曲は「PARADE」ツアーで歌っていたバラードバージョンに近かった気がした。最初の0サビの間はメンバーの前に透ける素材(語彙)の薄い幕があり、0サビが終わってその薄幕も下がった。衣装は配信ライブで最初に来ていたキラキラな王子様みたい(だと私は思っている)な衣装。最後の薮くんのフェイクをめっちゃ楽しみにしていたんだけど、まさかのそこで薮くんの挨拶(と言う名の演説)が入って、「あ、そこで演説なんですね…」となった。

 

怒涛のシングル曲ラッシュ。うーん、折角そんな王子様みたいな衣装なんだからもっとキラキラしたアルバム曲を歌ってほしいタイミングなんだけどな。カモナで薮くんが0ズレで来て天に召されかけた。叫ばなかったことを誰か褒めてほしい。


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(映像)

配信ライブの『Fab-ism』前に入っていた映像とほぼ同じ。変わっていたのはメンバー全員出た後の本のページの部分が配信ライブの映像になっていたことくらいかな。私はこの映像をジャニーズ事務所公式YouTubeにあがってる配信ライブのダイジェスト映像で擦るほど見てしまったのでちょっと新鮮味に欠けた。(忙しいとは思うけど)新しく撮り直してくれたら個人的にはポイント高かった。


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  • Fab-ism

この流れは配信ライブと同じなのね!衣装も同じ。本型の照明、有観客だと暗すぎないかと思っていたけど、前の方で観ていたからかそうでもなかった。表紙の「Fab!」の文字がちゃんと鏡文字に変更されていた。Cメロでやぶゆとは二人でワイワイしてた。ガラスの靴に入っていたのが伊野尾くんだけだった。薮くんは林檎の上に乗ってたかな。この林檎のモニュメント、配信ライブとは違って齧られた林檎になっていたのがポイント。


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配信ライブでは後半にやっていたので、このタイミングで来るとは思わず驚いた。白のロングコート衣装は配信だと『Fab-ism』のみだったのがもったいなく感じていたので、2曲で使ってくれたのは嬉しかった。出来れば最初のいのやまが並んでいてほしかった。曲の最後にメンバーの前に白い布が流れてきて、早着替えしているメンバーを隠しているんだけど、私の席は横過ぎて後ろが丸見えだった(笑) 私のブロックよりもっと端のブロックもあるから、布をもう少し太くするといいんじゃないかな…。

 

  • 狼青年

わあ、本物だあ(語彙)。あまりにも映像で見過ぎたせいか初めて生で観る実感が無かった(笑)

 

  • Lovely Dance
  • Muah Muah

デニムの上着を羽織る。『Lovely Dance』は横花で踊りながら歩いていく、文字通りラブリーダンスな感じだった。最後に八乙女くん→薮くん→裕翔くんと肘を掴んでて可愛かった。『Muah Muah』は披露頻度的に定番化する予感。

 

  • シャッターチャンス

何か所かシャッター音に合わせて写真を撮るタイミングがあるんだけど、序盤のシャッター音の時に薮くんが全力で伊野尾くんに被っててファンながら伊野尾くんと伊野尾担に申し訳なかった(誰目線)。


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最後にメンバーが順番に左右に広がっていって、振り向いた山田くんがかけていたのは、そう、配信ライブの最終日を観た人なら絶対に見覚えがあるあの眼鏡…。

 

あの眼鏡、そしてこの曲のイントロを聞いた瞬間、\(^o^)/オワタと現地にいたファンは思っただろう。頭のねじが取れた山田涼介は誰にも止められない。(以下の動画の3分14秒あたりから参照)


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只管眼鏡から飛び出した「め」をシャカシャカと音を立てながら高速瞬きさせ、全く歌う気配がない山田くんが見られるのは恐らくこのツアーのこの曲だけだろう。

 

ここでMC。MCレポはこちら↓

aishige-mari.hatenablog.jp

 

 

  • Love Your Life

配信ライブのように、MCの間に1曲。薮くんがアコギ、裕翔くんがカホンを演奏。この前後の薮くんと伊野尾くんとのやり取りが面白過ぎるのでMCレポもぜひ読んでほしい。最初は楽器を演奏しないメンバーは上手側にいて、伊野尾くんが何かを振るかのように腕を振っていて、それに合わせて上手手前側のファンもライトをブンブン振っていた。それに山田くんが気づいたのか、伊野尾くんに耳打ちをし、サビに入った瞬間2人で腕を振って、それに合わせて客席のファンも更にライトを振り出して、それが面白かったのか2人でキャッキャと笑っていてほほえましかった。


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引き続きMC(ここで半分ずつ衣装お着替えしてスーツ衣装に)

 

誰かが階段で寝そべってて「誰だあそこで寝そべってるのは…」とモニターを見た瞬間、寝そべってる髙木くんのめっちゃエロい顔がドアップで抜かれてギョッとした。読者の方に髙木担さん多いから報告ね💜 映像がネオンの看板に歌詞が表示される感じだったり、MVに出てくるメンバーをイメージしたキャラクターが出てきたりと凝ってた。


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  • クランメリア

来た来た来た来たぁ~~~!!!生で超観たかった曲来たぁ~~~!!!演出も配信とおんなじで来たぁ~~~!!!!配信で観られなかった部分をたっぷり楽しんだ。「離さないで…」はモニターに頼った。

 

  • 闇の先へ僕らは歩き出す

ASAP!』からここまで薮くんの歌割が美味しすぎて建国しそう。ここで凄い壮大な雰囲気でいかにもコンサートのフィナーレみたいにゆっくりと舞台下へはけていくんだけど、あ、この流れ、どっかで…!進研ゼミ(と言う名の配信ライブ)でやったぞ…!このまま裕翔くんがおちゃらけた顔で「うっそーwww」って言って『Liar』が始まるんでしょ!!!

 

(映像)

まさかの『Liar』始まらなかったwwww 『Break The Wall』のMVを使った映像でしたね~。普段村を焼く側の薮くんが焼かれる側なのが結構新鮮だよね(?)。


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  • Break The Wall

メインステージ下から光剛山に乗ってせりあがって登場。新衣装で群青色のジャケットに中はモノトーンの衣装。普通にオシャレで良き。(配信ライブで使ってた白い衣装は絶対有観客公演だと映えないので変わってくれて良かった。)炎が凄い。髙木くんがしゃがんでたの解釈一致。

 

  • Try & error

センターステージでやっていたので殆ど見えなかったのが悲しかった…。でもV6のコンサートバリのレーザーが凄かった。ジャニーズのコンサート自体が久々過ぎて花火が途轍もなくうるさいのを忘れていた(寿命縮んだと思う)

 

  • 群青ランナウェイ

イントロから始まるのではなく、ティザー映像や製品版MVに入っている「ナーナーナーナナ…」の部分が入ってて、ゾクゾクさせてからクライマックスに持っていくのがとてもよかった!(以下の動画は若干ホラー注意)


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衣装や照明も相まって曲の世界観を一番表現出来ていたと思う。センターステージの上に正三角形が2つ合わさったような装置が合って、回転しながらスモークを噴射したりしてた。

 

  • パレードが始まる

意外な選曲。誰かが「パレードを始めよう!」と言ってたんだけど、ここもしかして2019年の東京ドームだったりする?意外ではあったけど、世界観的には間違っていないし、クライマックスからいきなり定番曲にいかなかったことはポイント高かった!

 

  • 我 I Need You

「いいですよー」を!!!!言わせろ!!!!(滝涙)八乙女くんが0ズレだったんだけど、前に後ろに右に左にとファンサをしまくってて、伊達に「JUMPのファンサマシーン」と呼ばれていないな…と思った。

 

  • ヒカリサス

落ちサビで山田くんを他のメンバーがケチャしてた(10周年の『From.』でやってたやつ)。

 

  • ナイモノネダリ

配信ライブのAR映像が後ろのモニターに流れていた。ただフルは流石に眠い(小声)。やぶいのが「あなたとの出会いがなければ 今の私はいないでしょう」と歌っていたことで私の中のやぶいの20周年への激重感情が爆発した。

 

  • Sing-along

知念くんが「僕が振り付けしました!」と嬉しそうに話していた😊 0ズレは裕翔くんだった。めっちゃ楽しそうに踊ってて、ファンサも忘れずにやってた。そういや斜め後ろの席に座っていた人、八乙女くんと裕翔くんから指ハート貰ってたな…羨ましい。山田くんが歌っているとき、裕翔くんが「やまの方見て!」と言わんばかりに山田くんを指さしてた。

 

ここで本編終了。「アンコールはあるのかな?あるとしたらどうすればいいのかな?」と思っていたら、モニターにティンカーベルのような妖精が現れて「これに合わせて手拍子して!」と言わんばかりに鈴のような音でリズムを刻んでくれた。ファンもそれに合わせて手拍子。アンコールの誘導の仕方がオシャレすぎ。

 

  • Last forever

ファッ!?!?!? すみません。歌詞をブログタイトルにするくらいにはこの曲が大好きすぎるので取り乱しました(リアルに会場で取り乱した人)。「まさかこの衣装をあの紫のパーカーで!?」と思ったらなんと再びオープニングの衣装!!!待ってたよ!!!その衣装でこの曲を歌ってくれるのを!!!小道具も込みで好きだから小道具も持ってくれて嬉しかった。裕翔くんの太鼓もあり。裕翔くんが大きいキャンディケーンを銃に見立てて撃ってたんだけど、もしかしてバレットさん…!?

 

  • 明日へのYELL

「タオル回そう!」と言ってたんだけど、タオル持参率が低かったのか、有岡くんが「とりあえず持ってるもの回そう!」と言ってて笑ってしまった。私はちゃんと持ってたよ。(タオル持参率ほぼ100%だった頃が懐かしくなった)

 

  • Your Song

ラストは配信ライブでも最後にやったこの曲。有観客公演では初披露のはずなんだけど、もはや定番曲並みの安定感があった。なんでだろう(笑)

 

最後はやぶやまからの挨拶。薮くんが「これから20周年、25周年と続いていくグループになるように…」と言った瞬間、昨年末に21周年でグループ活動にピリオドを打った先輩を思い出してちょっと寂しくなっちゃったけど。あと山田くんが「皆さんが『Sing-along』を踊っている姿、可愛かったです」と普段平成ワーズを恥ずかしがっている人とは思えない発言をしていて、コンサートマジックの強さを思い知った(そこ)。

 

レポは以上。ここからはコンサート全体を通して感じたことを。

 

会場の幕張メッセ国際展示場に関しては、どんなに前の方の良い席でもメンバーが後ろの方に行ってしまえばメンバーが殆ど見えない時間が出来てしまうことから、正直ジャニーズのライブには向いていない会場だと思った(花道にいる時間やバックステージ・センターステージでやる曲が多かったので、メンバーが少しでもファンの近くに行こうとしてくれていたのは強く感じた)。似たような会場に新潟の朱鷺メッセがあるが、朱鷺メッセは確か柱は無かったはずだし、一番後ろのブロックには仮設のスタンド席があるので、まだ後ろの方の席でも見やすくはなっている記憶がある。幕張メッセでジャニーズのライブをやるとしたらやっぱりスタンド席のあるイベントホールの方が良いと思った。

 

セットリストについては、正直私は配信ライブのように「Fab!」の童話の世界観が作りこまれていることを期待し過ぎていたので、少々期待外れ感は否めなかった。特に序盤5曲にアルバム曲が一切入っていないことから、「これ本当にFab!のツアーなんだよね?」と思ったほど。アルバム曲は6曲、それに対して4月の配信ライブ以降にリリースされた楽曲が9曲入っていることから、このライブは「Fab!」の世界観を体現するライブと言うよりは、Hey! Say! JUMPの2021年のツアー」の意味合いの方が強い気がした。「Fab!」の世界観は配信ライブの3日間で一度完結しており、その中で核となる『狼青年』『ナイモノネダリ』『千夜一夜』『Fab-ism』等最低限の曲を残し、2021年のJUMPを存分に詰め込んだプラスαの公演。だから、私のように、配信ライブの作りこまれた世界観を期待している人には物足りなく感じてしまうセットリストだと思った。「Fab!」を引っ提げるよりは、「2021年のJUMP」を強く押し出したツアータイトルの方が、私にはしっくりきたかもしれない。

あ、あと『MANTRA』がセトリ落ちしたのがかなり驚いた。今回の演出担当の知念くんのイチ押し曲だから何が何でも入れてくると考えていたので。

 

配信ライブより良くなっていたと思ったのが衣装!配信ライブの衣装の「これどう考えても有観客公演で使ったら映えないでしょ」と思うような衣装がしっかり削られ、クライマックスにふさわしい群青色のジャケット衣装が加わっており、衣装が全体的にかなり華やかになり、有観客公演に相応しかったと感じた。個人的には群青色のジャケット衣装、上着を脱いだ後のモノトーン衣装も含めてかなり好き。

 

演出については、どうしても初見の配信ライブの方が強くなってしまうなかで、『千夜一夜』はセトリ内の配置含め絶妙に有観客公演にシフトした演出に変わっていたし、逆に『Fab-ism』や『クランメリア』は敢えてそのままの演出にすることで「配信で観たあれだ…!」と言う今までだったら絶対味わえなかったであろう新しい感動もあった。

 

アイドルを応援する中で、「メンバーたちにとって、ファンは実は不必要・邪魔な存在なのではないか?」と思うことがあった。ジャニーズはファンと直接話せる機会が他のアイドルと比べるとかなり少ないし、ジャニーズのファンの民度は高いとは言えないところが少なからずあるし、アイドル卒業後に「実はファンのことが嫌いだった」と暴露する元アイドルもいる。しかし、このライブではMCで有岡くんが「1曲目に出てきてファンの顔を見ると泣きそうになるから上を見て歌ってしまった」と言っていたことや、ライブ中のメンバーが凄く生き生きとしていたことから、メンバーがファンの前でライブをすることを心から待ちわびていたことが伝わってきた。裕翔くんが配信ライブのメイキングで「ライブは自分が一番アイドルらしくいられる場所(ニュアンス)」と言っていたように、ファンの前でライブをすることが、メンバーたちにとって「自分はアイドルである」「自分には応援してくれている人がいる」ことを最も実感できる時間なのかもしれない。それらを実感出来ないまま活動しなければならなかった2年間の彼らの辛さを私たちファンは知る由もないのがもどかしいところだ。

 

今回、ジャニーズのライブツアーの初日に入るのは2012年のNEWSの「美しい恋にするよ」ツアー以来実に9年ぶりだった。誰も全容が分からない&2年ぶりのコンサートと言う緊張の中で開演し、全員が己の感情のままの初見のリアクションだったのは非常に新鮮で楽しかった。しかし、やはり声出しが出来ないことから、「ハッッッッ」と息を飲む音や「フフフフフ…ww」と漏れた笑いがちょこちょこ聞こえたのが面白くもあり、ありのままのリアクションが出来ないことが残念でもあった(なんでこの期に及んで薮くん0ズレにくるんだ!!!!!)。早くカモナで騒ぎたいな~~~(そこ)。

 

さて、これを執筆するBGM用にセトリ順のプレイリストを作っていて思った。カップリングの音源をあまりにも持っていなさすぎるので至急揃えてきます(土下座)。

 

では。