終わらないで Fantasy

どんな宝石より 心奪われたんだ

ジャニオタなら死ぬまでに是非とも「ザ少年倶楽部」の番組協力に行くべきだと思う件。

どうも。

 

ある日、私は考えた。「我々オタクがステージからの景色を見ることは出来ないのか?」と。アイドルがよく言っている「こんな景色を見せてくれてありがとう」と言ったニュアンスの言葉。私は僭越ながらこの文の「景色」が一体どのような風景なのか、気になってしまった。残念ながら私にはジャニーズデビュー組レベルのトップアイドルどころかアイドルの卵になれる素質すらない。故に当然私にはアイドルが見ている景色を見る機会は無い…と諦めかけていたその時、「あ、あるじゃん」と閃いた。その、「オタクがステージからの景色を見ることができる数少ない機会」とは、「少クラの番組協力」である。「少クラ」とは、BSプレミアムで毎月第1・第2金曜日18:00から放送されている、若手ジャニーズが出演している「ザ少年クラブ」という番組の略称で、「番組協力」は、ファンクラブで募集している、いわばエキストラのようなものである。

 

少クラには「ステージ上の雛壇にいるファン」と「NHKホールの座席に座っているファン」がいるが、今回述べるのは前者である(後者は基本的に「観覧」と呼ばれる)。ステージ上にいるということは、即ちステージからの景色が見られるのである。実は私は一度だけこの少クラ番組協力を経験したことがある。それをふまえて、ジャニオタに対して「如何に少クラの番組協力を体験することがジャニオタ経験においてプラスになるか」を只管プレゼンする、これが当記事の目的である。

 

少クラの番組協力の流れを簡単に説明しながら、話を進めていこう。まず、該当するグループのファンクラブから番組協力の案内が来て、都合がつく日であれば応募する。指定された日時に当落の案内が来る(基本的に当選者にのみ通知)。当選した場合、色々と手続きをして、いよいよ収録日!…ではなく、収録の数日前に都内某所で応援練習を行う(私が行った時は旧ファミクラだったが、今はどこなのだろうか…)。応援練習とは、要は振付練習である。雛壇でファンが手拍子したり、ダンスを一緒に踊ってたりするのをよく目にするだろう。あの振付を1時間の収録分、みっちり練習する。そこで振付が書かれた紙が配られるけど、正直その説明を読むより実際に振付を練習した方が早かった。ダンスに自信がない人は、収録日前後に過去の少クラを見て予習・復習するといいかも。練習後、収録の時の自分の位置が割り振られて、当日までに書いてくるべき書類とか渡されて、応援練習は終了、だった気がする。5年前はこうだったが、今はどうなんだろう。ちょっと違うところもあると思うから各自で確認してほしい。

 

当日は16時に集合して只管リハーサル(収録開始は19時)!最初はNHKホールではなくて、テレビ局の建物の中で練習。普通のリハーサル室に250人のオタクが詰め込まれてぎゅうぎゅう。息苦しかった。NHKホールに移動するまで只管練習。特に皆が出来てない曲を只管やり直す。NHKホールに移動して、雛壇の位置に着いた後も只管練習。すでに疲れる。自担以外の曲も多いから大変。振付を短時間で覚えることも多いジャニーズって大変だなぁ…。練習しながら舞台袖にぞろぞろとスタンバイし始めるチビジュに癒される。大きいJr.やデビュー組がスタンバイするのは収録開始の10秒前とか、本当ギリギリ(私が行った時は司会の薮くんと髙木くんが練習中にいきなり現れて番組協力の皆が軽くパニックに陥った。そういうこともある)。

 

そしていよいよ収録開始!!!!客席とステージを隔てていた幕が一気に上がって会場の熱気が指数関数的に上昇するして見えてくるペンライト、うちわ。凄い。これがアイドルの見る景色か。ペンライトがめっちゃ綺麗。なんだこの美しい光の海は。曲のリズムに合わせて揺れるペンライト、一体感が凄い。「キャーーー!!!」の歓声が帯びている熱量が凄い。WESTが京セラドームコンサートで言ってた、「歓声が刺さる」感覚が分かる。これは刺さる、自分たちに向けている歓声ならばきっと尚更。また、客席を見渡すと、うちわの文字がしっかりと見える。私が思ってたより全然ちゃんと見える。2階席も、3階席も。きっと皆さんが一生懸命作ったであろううちわが、ステージからしっかりと見える!自分の名前のうちわが見えたら、めちゃくちゃ嬉しいだろうし励みになるだろう。席が悪いからとうちわを持つのを諦めかけているそこのあなた、諦めるのはまだ早い!思ったよりうちわは見えてるぞ!!!

 

想像に難くないかもしれないが、番組協力では信じられないくらいにジャニーズを近くで見られる。私は雛壇の後方だったがそれでもえげつないくらい近かった。恐らく最前列にいたら卒倒しただろう。中島ケンティーくんの顔がとんでもなく小さかった。運が良いとスタンバイ中のジャニーズからファンサをもらえちゃうかも? ただ、パフォーマンス前に集中しているメンバーもいるので、スタンバイ中のジャニーズの名前を雛壇から呼ぶのは禁止。メンバーの雰囲気を伺いながら、笑顔とお手振りと念でアピールするのだ。後は、バックのJr.になった気分になれる!番組協力の振付って、結構バックのJr.の振付と同じだったりする。今日からあなたもジャニーズJr.だ!!!!(え) その当時Jr.だったメンバーがデビューすれば、未来の大スターのバックについたと自慢していいと思う。私は今「キンプリメンバーのバックで踊ったことある」といろんな人に自慢している(え)

 

そんなこんなで、怒涛の1時間の収録は終了。幕が下がったら息つく間もなく即雛壇を降りて、舞台袖を通ってホールの外へ。大体の場合Jr.がハイタッチでお見送りしてくれるんだけど、何故か私が行った時はなかった、ついてない。自分の荷物を持ったらもう流れ解散って感じだった。収録終了から押し出されるように外に出たから余韻に浸る余裕もない。タイトなスケジュールで敢行された番組協力は終了、後はオンエアを楽しみにする。

 

ここまでで伝えたいことは、要するに、少クラの番組協力は

・ジャニーズの大変さが少し分かる

・番組を作る大変さが分かる

・アイドルが見ているステージからの景色を体験できる

以上の観点から、ジャニオタなら死ぬまでに是非とも少クラの番組協力に参加してみて欲しい。

 

では。