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時代はいつも 曇りのち晴れだろう

Hey!Say!JUMPのシングル曲で最も不憫な曲『我 I Need You』がテレビ初披露された件。

どうも。

 

突然だが、Hey!Say!JUMPの『我 I Need You』と言う曲をご存知だろうか。いや、まずこの曲名が読めるだろうか。「われあいにーぢゅー」ではない。「うぉー(おー)あいにーぢゅー」である。中国語版アイラブユーである「我愛你(ウォーアイニー)」と"I need you"をかけたものである。略称は「我I(ウォーアイまたはオーアイ)」。この曲は、Hey!Say!JUMPが出演していたバラエティ番組「リトルトーキョーライブ(現:リトルトーキョーライフ)」のテーマソングであった、2015年発売のシングル曲である。もう一度言う、シングル曲である。「ぽぉっぷではぁっぴぃなふたりぃ〜」の伊野尾くんのソロパートが耳に残る、「その♯は何だ」と物議を醸した激甘ポップチューン『Chau♯』との両A面シングルだったのである。

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JUMP担以外にこの曲はあまり広く知られていないのは、この曲の扱いが実に不憫極まりなかったからである。

①シングル曲なのにPVがない

②シングル曲なのにテレビで披露されていない

①はたまに見られる例(嵐『HORIZON』、NEWS『ポコポンペコーリャ』、Sexy Zone『A MY GIRL FRIEND』など)であり、JUMPにももう一曲PVがないシングル曲は存在する(『冒険ライダー』)。②がかなりネックなのである。テレビで披露されれば、他担の方や一般の方にも広く知ってもらえるきっかけになる。私も昨年の「ベストアーティスト」のジャニーズドラマメドレーでSexy Zoneが披露していたのをきっかけに『Make my day』を知ることができたし、「この曲結構好きだな〜なんのCDに入っているんだろう?」と調べるきっかけになった。しかし、『我 I Need You』はシングル発売前後のプロモーションで歌われることはなかった上、タイアップ先のテレ東の音楽番組「テレ東音楽祭」でも歌われなかった。また、この曲が陽の目を見る数少ないチャンスであったジャニーズカウントダウンコンサート2015-2016で行われた全シングル曲対象の歌唱曲アンケートでも1位になることはなかった(1位は『ウィークエンダー』でオタクは「あーはいはい」というリアクションであった)。例えライブで盛り上がる曲でも、一般の目に触れる機会がなければ「ファンに人気の隠れた名曲」のままなのである。音楽番組で歌われることがなかったため、この曲を自宅で楽しめるようになったのは、DVD「Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2015 JUMPing CARnival」発売時であった。 

 

そして『我 I Need You』の更に勿体無い点は、物凄くいい曲なのである。おジャ魔女どれみ」のオープニングを彷彿させるような歯切れの良いリズム感、たたみかけるように早口だけどキャッチーな歌詞、思わず体が踊り出してしまうポップなアレンジ。実際、ジャニーズ楽曲大賞2015楽曲部門では総合8位に、JUMP担内の票では他のシングル曲『Chau♯』や『キミアトラクション』を抑えて堂々の1位にランクイン。ファンが選ぶ文句なしの名曲である。また、「その唇奪っちゃっていいですかー!」「いいですよーーー!!!」という(オタクが合法的にジャニーズアイドルからキスをせがまれることができ、それを許諾しても逮捕されない)掛け声がかなり盛り上がることから発売以降ライブで2年連続でセトリ入りを果たし、今年のツアーのセトリ入りも確実視されており、今後のJUMPコンの定番曲有力候補となっている。

 

そんな『我 I Need You』にテレビ初披露のチャンスが回ってきた。Mステで突如発表されたHey!Say!JUMPデビュー10周年特別企画の、翌週のHey!Say!JUMPのパフォーマンス曲の視聴者投票である。投票の対象曲は、歴代シングル曲。即ち『我 I Need You』も対象曲なのである。これに気付いた『我 I Need You』テレビ未披露に納得のいかないオタク、所謂「オーアイヤクザ」がわらわらと体育館裏から出てきて「テレビ未披露の『我 I Need You』一択だろ」とライブ映像をツイートしたりと一致団結した。JUMP担界隈ではやはりオーアイヤクザの影響もあってか『我 I Need You』投票者がかなり目立ったが、「あの揃った感動のダンスをまた見たい!」という『AinoArika』や、「いやいや!これもテレビ未披露だから!」という『愛すればもっとハッピーライフ』などの投票者も一定数いたように感じた。

 

投票も締め切り、後はオンエアと言う名の果報は寝て待てと言う状態だったオンエア約1時間前に、Mステ公式Twitterから衝撃のツイートが投稿された。

「#1位はTV初披露のあの曲」…!?!? オーアイヤクザが立ち上がった。TV初披露となると候補は2曲に絞られる。ほぼ勝ちを確信したがもしかしたら他の候補曲かもしれない…と心を落ち着かせた。

 

そしてオンエアがスタート。いつものようにHey!Say!JUMPがお馴染みの階段を降りる、そのBGMが『我 I Need You』だったのだ(ガタッ)(オタクが立ち上がる音)。誰もが1位を確信した。だが正式な発表を待つ。Mトピの中島健人くんのソロコン映像を見ながら「えーーー!!!」と爆笑するJUMPを見守りながらもJUMPの順番を待つ。

 

そしてついに結果発表!(私のTLの総意とともにお届け)(個人の感想です)

5位 ウィークエンダー

「おーなるほど、やはりウィーケンは強いなあ」

4位 Give Me Love

「え!?ウィーケン差し置いてギミラ!?!?誰が入れた!?!?私の周り全然いなかったんだが!?!?」

3位 瞳のスクリーン

「これも誰が入れたん!?!?」「まあ先週歌わなかった初期曲だもんね」

2位 AinoArika

「あ…あいあり…!!!(言葉が出ない(cv菊池風磨))」

1位(ダントツ) 我 I Need You

「おーあいだぁあああああああ!!!!」

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『我 I Need You』、Mステでも言っていたがどうやらダントツだったようで。1位に関しては完全にオタクの勝利。オーアイヤクザ頑張った…!

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このランキング表だけで米3杯は食べられる。感慨深すぎてTwitterのJUMP垢のヘッダーにした(余談)。メンバーは「1位に『我 I Need You』は意外だった」と言っていてTLが「嘘でしょ!?」となっていたが、そうメンバーが思うのも無理はない。何故なら上述のように『我 I Need You』は不憫だったからである。でもJUMPよ、オタクの力をなめたらあかんぞ。オタクはこの曲を何が何でもテレビで歌ってもらいたかったのだよ。

そしてパフォーマンス。5位の『ウィークエンダー』、2位の『AinoArika』、3位の『瞳のスクリーン』、4位の『Give Me Love』と来ていよいよお馴染みのガチャっとしたイントロで幕を開ける!!!何より感動なのがちゃんとスタンドマイクがある!!!これがなければ『我 I Need You』を歌っていたとしても歌っていないに等しいアイデンティティと言える存在。さすが安心と実績のMステである。そして伊野尾くんの「その唇奪っちゃって良いですかー?」を合図に番協オタクのフルボリュームの「いいですよーーーー!!!!」が茶の間に響き渡る。『我 I Need You』の1位を祝うように舞う紙吹雪。

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この景色を一体どれほどのオタクが夢にまで見ただろうか?PVもない、リリースから2年以上歌番組で一度も披露されてない、Hey!Say!JUMPのシングル曲でもっとも不憫な扱いを受けていた『我 I Need You』がカースト最上位に上り詰めた歴史的大逆転劇のフィナーレである。もしかしたら『我 I Need You』は今後もう2度と音楽番組で歌われることはないかもしれない。でも、「視聴者投票1位としてMステで披露された」という事実は消えることはないのである。

 

「『我 I Need You』がテレビで披露された世界」に今我々は生きているのだ。